頭がいいって? | 本やりcafe

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頭がいいってどういうこと?

 

この質問が最近、高校生から飛び込んできました。

 

当然、

「テストの点数がいい」

なんて答えはしません。

 

「頭の使い方がいい」

「脳の使い方が上手い」

「 学び方を知っている」

「 身体の使い方を知っている」

「 知識・情報の使い方を知っている」

という答え方をしました。

 

そうしたら、

「例えば?」という質問が帰ってきました。

 

具体的には・・・・。

 

これが結構出てこない。

子ども達の遊んでいる様子を見ていると

「この子の発想、すっごくいいな」

と思える瞬間はたくさんあるけれど、

「頭がいい」という言葉が先に入ると

なんだか脳がぎゅっと締め付けられてしまったような感覚で

さっと出てこない。

 

思考力、

創造力、

想像力、

発想力、

・・・

 

シャボン玉で遊んでいた子ども達。

いかにたくさんシャボン玉を飛ばすか?

ということに夢中です。

息をいっぱい吸ってみる、

走ってみる、

扇風機を持ち出してみる、

エアコンの室外機の前でやってみる

こういう光景を見ていると

子ども達の発想力や想像力が

頭がいいってことに繋がるように思えます。

 

ただ、

高校生にズバッと質問されると

出てこないものです。

テストのための授業、

受験のための授業を

毎日数時間もしている高校生が納得する

「頭がいい」とは?

 

一応、歴史が好きで

歴史を勉強する学部を卒業しているので・・・。

「歴史を勉強する意味」から考えると

 

その人が、

その時代に、

何のために、

どうやって、

歴史を作ってきたのか。

それが

今、現代に、どう学びを与えてくれるのか。

を学ぶのが「歴史」を学ぶ意味。

かと思っています。

年号や名前はその表面のこと。

その先の物語を読み解くことが

歴史の面白さ。

 

これは、

田中芳樹さんの小説をたくさん読んで感じたこと。

中村文昭さんのCDを何回も聞いて感じたこと。

 

ま、これじゃ、高校生は納得しないかな。

でも、

納得しないから、

自分で納得する答えを探すだろう。

その探す行為が

「頭がいい」ということに繋がるハズ。

とも思います。