『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』 | 本やりcafe

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『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』

荒木香織著

 

 

 

私がこの本を読んで感じたことは次の3つです。

①南アフリカ戦はやっぱり「フロー」だった!

感動の試合だった南アフリカ戦。ノーサイド直前のプレーは

やはり「フロー」と言える!

 

②メンタルはスキルという認識。

スキルである以上、練習して身につけることができるもの。

そのかわり、日々の積み重ね。

 

③コントローラブルかどうか。

自分でコントロールできることか、できないことかを

可視化していくことで明確にし対処法を練る。

その判断も日々の積み重ね。

 

 

 

 

・メンタルコーチの仕事は何かと聞かれれば、

「スキル、道具を増やすこと」そう答えます。

 

・もっとも重要なのは、自分でコントロールできることと、

できないことを明確にすることです。

 

・平常心で臨んでも、決していい結果は出ません。

むしろ、適度に興奮し、不安もある程度抱えている状態のほうが、

いいパフォーマンスができると言われています。

不安があればより集中しようとするし、

準備も入念に行わざるをえないからです。

 

・「自分がどんな状態であればよいパフォーマンスができるのか」

ベスト・パフォーマンスを行うためには、

それを知っておく必要があります。

 

・自分がもっともよいパフォーマンスをできたときの心身の状態を

思い出してください。そして、それを基準に、

興奮しすぎていると思えばリラックス、低すぎると思ったら、

高めるようにするのです。

そのためには、自分の記録、日誌をつけておくのもいいでしょう。

 

・代わってよく議論される現象が「フロー」です。

パフォーマンスが極度に集中し、時間軸や感情、思考を忘れて、

そのことに没頭する状態をさします。

五郎丸選手が完璧なルーティンをできたときが一種のフローであり、

南アフリカ戦のノーサイド直前、あのときの日本代表の選手たちも

まさしくフローの状態にあったと思います。

 

・意識的にそういう状態にもっていくのは不可能と言っていい。

言えるのは、フィジカルおよびメンタルのトレーニングを通して

培ったスキルや自信といったものが土台となったところに、

心身の状態や環境がうまく作用して、そういう現象が起こるのではないか、

ということだけだと私は思います。

 

・何かを前にして、漠然とした不安を感じることは誰にでもあると思います。

そんなときは、何が不安なのか、その原因を

ひとつひとつ書き出していくことが大切です。

そうやって整理し、対処法を考えることで、

自分がコントロールできること、やるべきことが明確になっていくはずです。

 

・それでも私が待ちの姿勢でいたのは、

選手の自主性を大切にしていたからです。

問題や課題があるとき、それは、何なのだろう、どうしたら解決できるのかと

選手たちが自分で感じ、「それなちょっと話に行ってみようと思うほうが、

メンタルのスキルのためには、そしてパフォーマンスを向上させるためには、

効果的だと考えていたからです。

 

・選手としてどのようにコーチをされると、

自分たちの能力が発揮できるのかを知るスキル

―これを「コーチアビリティ」と言います。

これもスキルですから、練習すれば身につきます。

 

・毎日の状態が変化しているのだから、

いまの自分を基準にして、

その日その日にいろいろ考えながら過ごしていくしかないのです。

 

 

・「ほめられたときのことを記憶する」ということです。

記憶することで、自分のいいところを確認できる。

そうやってうまくいったときの感覚、身体の感覚や心の感覚を

憶えておくと、次も連続して成功させる自信に繋がる。

 

・「自信がある人」になる方法

セルフトーク。

セルフトークとは、ひとりごとや自分自身との対話のことです。

声に出していてもいなくても。どちらもセルフトークと言えます。

 

 

・「パフォーマンスに関する目標」を立てること。

すなわち、自分自身のパフォーマンスの向上を

目指すための目標を設定するのです。

 

・絶対に達成できる目標も必要。