11年ぶりの石原砥石再訪 | べしょうのブログ

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金物ライフ満喫中!!


 

 

 

昔の記事はこちらをご覧ください。
 
このブログを始めたぐらいに書いた記事です。
 
もう、11年経ってます。
 
時間の移り変わりは早い!
 
 
できること、やりたいことは多少収入を減らしても、やっておかなあかん!とヒシヒシおもいます。
 
結構身近でも植木屋の世代交代が進んでますし。
 
人生は永遠ではないんやな。
 
と、無常を感じます。
 
死ぬのが怖くなったら、100万回生きた猫をよんで納得してます。笑
 
 
 
 
 
で、死ぬまでにやっておきたいリスト1番のハサミ作り。
 
 
 
鋏作りレポ専用のインスタにもあげてますが。
 
ハサミを作るために焼入に挑戦中。
 
焼入れと言っても本焼きで波紋を入れたハサミがつくりたいので。
 
絶賛難航中です。(笑)
 
ハードルあげすぎですが、頑張ればできると思うんですよね。
 
根拠はないけど。
 
 
で、そのためにまた必要になってくるのが、内曇砥。
 
というわけです。
 
 
ちなみに内曇砥は天然砥石で、京都の山からしか取れず、刀の仕上げには必須の砥石。
 
しかも、京都の山でもここ石原砥石(大平)のとこからしかでないという逸品。
 
まじ、レア中のレア。
 
 
波紋に挑戦して、やつが出たな。となっても最終工程に入れば必ずこの砥石がいります。
 
人造ではできません。
 
 
僕もこの度手持ちの色々な砥石でやりましたが、12000番、10000番とかを使っても傷が付きます。
 
昔、石原砥石のおっちゃんにもらった内曇砥のコッパで研ぐと傷も出ない。そして、白く曇る。
 
本当に不思議な砥石。
 
実用という点では人造で十分ですが。
 
波紋を見せるとなると、小さな傷でも見えてしまうので内曇が必須ですよね。
 
 
 
 
で、研ぎで内曇砥がいるってなったので、またこの山を再び登る決意をしたわけです。
 
なんせ11年前も嵯峨の鳥居本から上がって行ったんですが、でかい車で行ったから何回死ぬ覚悟をしたか!(笑)
 
かなりの勇気がいりますよ。まじで。
 
道幅極小×傾斜グーン×断崖絶壁ですからね。(笑)
 
 
 
危ない運転がいやなひとは亀岡から上がるという選択肢もあります。
 
マジでハードボイルド感が全然違います。
 
ダイハード2とおもひでぽろぽろぐらい違います。
 
京都市内以外の人は亀岡経由でのルートをおすすめします。
 
そして、車は軽トラ。
 
 
 
 
さて前置きが長くなりました。
 
 
行きは亀岡ルートで行きました。
 
 
 
今回は息子と。
 
なぜかついてきたいとのことで。
 
 
 
 
残念ながら石原砥石のおっちゃんは亡くなってましたが、奥さんが対応してくれます。
 
やはり、すごい砥石の量ですが。
 
巣板のレンゲとかはもうほとんどないそうで。
 
買っといてよかったーとほくそ笑む。
 
今はお孫さんが手伝ってるみたいですが、これだけでは生計が立たないようです。
 
ネット販売したらええのにね。
 
孫もネットはしたくないそうで。
 
スタイルは変えないみたいです。
 
 
 
ここの生計がたたへんかったら、今後日本の刀の研ぎはどうするんやろ?
 
必須の砥石ですよ。
 
販売代理店とか、ネット販売とか色々やってほしいよね。
 
一般の人にも内曇砥が売れたら結構変わる気がするけど。
 
いい砥石やしねー。
 
普通に最高の仕上げ砥石としても行けると思うけど、僕では判断できるレベルじゃないからすごい人にまた聞いてみよ。
 
 
子供の社会科見学も順調でした。
 
なんか奥さんとめっちゃ仲良くしてて、連れてきてよかったわ。
 
 
 
内曇砥は6キロかいました。
 
砥石は秤で測って買う時代ですよ。(笑)
 
 
地艶用の鳴滝もありました。
 
これは中山のコッパらしく、マジモンっすよ。
 
マジモン。(笑)
 
畑中砥石から買ったらしいです。
 
判子押して売ろうかな?(笑)
 
コッパしかないけど。
 
 
こんなに使うやろか?
 
でも、今回のはコッパばかりやしもっと研ぎと鍛冶がうまくなったら今度は1個20万ぐらいの砥石がほしいっすね。
 
砥石に見合う実力をつけて、また亀岡ルートで安全に来ます!(笑)
 
ではではー。😁
 
ひょっとして、、。
 
できたのかも?