鋏の修理依頼が来ました。
消防団で使ってた岡恒の鋏。
何切ったらこんなになんねんレベルです。
たぶん、針金ですね。
とりあえずこれぐらいにしました。
これ以上はめんどいので。
ちなみにこれは、ダイヤモンドヤスリ仕上げ。(笑)
十分切れますよ。
相手が鋏マニアでなければ、、、。
そしたら追加の修理。
滋賀のおじいさんが使ってた鋏らしいです。
滋賀の庭師は花屋っていうらしいですね。
滋賀は花文さんの系列やと花屋と言うとか言わないとか。。。
諸説ありです。
僕も滋賀出身なので、花屋を名乗ろうかな?(笑)
そうそう、預かったハサミの話。
刃がめっちゃ開いてます。
切るときに左右にこじったんでしょうな。
お湯に浸して、万力ではさんで治りました。
こっから研ぎです。
裏はよく使った鋏の典型のように。
刃先の裏が出ない。
よー使ってるわ。
おじいさん、刃が切れなくても、曲がっても捨てれんかったんですね。
大切に道具箱にしまってあったようです。
何年、何十年使った道具はやはり捨てれませんよね。
ようやく当たりだしました。
もちろん、修理は使える範囲で治します。
そんな丁寧にやらへんで。。(笑)
休憩時間の暇つぶしですから。
やれと言われても、限界あるしね。
僕の実力の!!
ちなみに、銘は明義。
ヒラが槌目やったりで珍しい作りです。
たぶん、新潟産。
思ってたより、いい鋏でした。
個性もあるし。
まぁまぁ切れるようにしたげたので、約束の缶コーヒー2つもらいました。
この鋏も、まだまだ使ってもらえるようです。
それが嬉しいです。