ヘッドスピードそのままで飛ばす | yardstick1987のブログ

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大阪市福島区のカスタムゴルフ専門店です。34年、気になる話題を綴ります。

そんなことできるの?

 

出来そう。

 

ボール初速に対するヘッドスピードの比率をミート率というが、ヘッドの反発係数を求めるやり方だと規格内のミート率の範囲ではミート率の最大値は1.44当たり。

Vb:ボール初速

Vh:ヘッドスピード

mb:ボール重量

mh:ヘッド重量とすると、

Vb=(1+e)×(mh/(mh+mb))×Vh

の式が成り立つ。

 

mh=200g mb=45.93g e=0.83 とすると

Vb=1.47×Vhとなる。

H/S:40m/sec ならボ初速初速58.8m/sec

飛距離は58.8×3.7=218yd となる。

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しかし、ミート率が1.4を越えると思われる実例がある。

 

その1

H/S40で飛距離の違う2人がいて、インパクトの後のH/Sを計測したら、飛ぶ方は25m/secで飛ばない方は15m/secだった。ユピテルの無い時代だったが、明らかに前者のミート率が高い。

 

その2

我が師匠は43インチのパーシモンで300yd飛ばせる方だったが、『インパクトでは球を押す』と言っていた。球の潰れている移動距離は2~3cmとも言っていた。

 

その3

赤澤全彦プロのYoutubeの解説で、#2アイアンを上手く打つコツがあるがその中で、インパクトでフェースは少し右を向き、球がつぶれて離れていくときにスクエアであれば球はまっすぐ飛ぶというのがある。明らかに球の潰れに言及している。

 

人間が球を打つ場合、ランチャーやロボットではないので、

高効率インパクト(ミート率1.4以上)は可能と考える。

 

クラブではなくて、打法の問題と考える。

 

週刊誌でも芯で打つこととしか解説がないが、もっと奥は深い。