『八方尾根・唐松岳アタックツアー』2日目報告 | 登山ガイド「らっせるまん」のブログ

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2日目

山荘から日の出前。

期待できそうな感じ。

 

5時出発。

日の出が始まってきた。

 

下界はすごい雲海。

 

天気が崩れる前に登りたいと、歩を進めます。

 

高い山々のガスが消えていき、

展望がますますよくなってきた。

 

 

そして白馬三山がくっきりと

 

何と快晴の青空

 

山頂からの大展望を期待して黙々と登っていきます。

 

それにしても素晴らしい風景です。

 

今日は北の方が晴れていて、

南側に雲がかかっていたが、

南側も晴れてきて五竜岳がはっきり見えてきた。

 

目指す唐松岳(中央の三角峰)もはっきりと。

そこから北側に

不帰峰~天狗の大下り

 

天狗の頭~白馬三山~小蓮華岳

 

小蓮華岳~白馬乗鞍岳、手前に栂池自然園。

右奥に雨飾山と妙高三山。

その手前に高妻山・戸隠山・黒姫山も見えました。

 

そして南側、五竜岳の奥に鹿島槍ヶ岳が!

 

左奥の双耳峰がそれです。

南側も晴れてきた。上空は青空。

下界は晴れ予報だし、山頂から剣岳や黒部の山々が見えるだろうか。

ワクワクと心が騒いだ。

 

 

しかし・・・、その直後だった。

急に少しずつガスが湧きだしてきた。

 

そしてアッという間にガスの中。

薄くなるだろうと見込んでいた雲海が逆に上がってきたようだ。

すぐ晴れるだろうという期待もむなしく、

視界は数メートルになり、風も強まってきた。

 

何とか唐松山荘にたどり着くも、

この視界と強風で登頂は無理と判断。

ここから引き返すことにした。

結局八方池ヒュッテ近くまで濃いガスに包まれながらの下山になった。

 

登頂できなかったのは残念ですが、

それまで最高の景色を眺められたことはある意味ラッキー。

初めて見る雪山の北アルプス高山の景色に皆さん満足されたようです。

登山はそううまくいくものではない。

慌てずに、また何年後かに挑戦しましょう。