7月1日、リハビリ専門の病院へ転院となった。
ベッドの背もたれを起こすことすらきつかった当初の状態から
1か月も経たないうちにリハビリ棟へ転院できるとは
よくぞここまでこれたものだと
感慨深く思う。
ただし、言い渡されたのは数日前。
僕だって心の準備というものはあるんですけれど・・。
しかも当日は9時に退院して10時までに着きなさいという強行スケジュール。
当日は本屋に寄ったり、ラーメンを食べたりというもくろみは
泡となって消えてしまった。
「リハビリ病院に移ったら面会の規制も緩くなり、
自由に動き回れて、あわよくば近くのスーパーまで行けるかも」、
などと言う勝手な思い込みはこれまた全くの妄想で、
むしろ面会の規制は厳しくなり、
自由行動はフロアーのみ。
つまり、売店や喫茶店どころか自販機すらないのである。
看護師さん同伴での移動は可能であるけれど。
更に(しつこくて済みません(^^;)、
入院患者さんは年配の方ばかり。
前の病院では悪友と同室になり、
彼が退院した翌日にはなんと入れ替わりで会の後輩が入ってきて
からかい合いながら暇を持て余すことはなかったけれど・・。
そしてダメ出しですが
自分でほぼ何でもできちゃうから、
看護師さんからもあまり構ってもらえない
この窮地を知り合いの和尚さんに電話で訴えたら、
「お前、遊びに行っているんじゃないんだろう」とピシャリ。
なるほど、そうだった。目が覚めた。
遊びに来ているのではなかった。
せいぜい1か月先ほど、この境遇に置かれるのも悪くはないだろう。
目標はあくまで山男への復帰。
もうちょっくら頑張ってみることにしましょう。