No2.『鹿狼山縦走トレッキングツアー』報告 | 登山ガイド「らっせるまん」のブログ

登山ガイド「らっせるまん」のブログ

登山ガイドツアーのお知らせや山行報告、
花や木々や動物たち、
山村暮らしでの楽しい発見(?)
などについてご紹介いたします。

No2.新春企画『鹿狼山縦走トレッキングツアー』のお知らせ | 登山ガイド「らっせるまん」のブログ (ameblo.jp)

 

2024年最初のトレッキングツアーは

整備された歩道と山頂の大展望で有名な鹿狼山へ。

但し、Gツアーとしてはそれで終わらせるわけにはいかず、

地元のI氏の提案で北に位置する小齊峠から10㎞先の大縦走となった。

 

ちなみにこの写真の右端のもっと右から左の鹿狼山までの縦走です。

 

9時過ぎに小齊峠祖出発。

草刈がされていて歩きやすかったです。

 

まずは金華山

 

続いて音羽山

 

モミの木が多かったです。

 

葉の先が二つに分かれているのが分かります。

M形のモミ属で覚えましょう。

 

続いて主義山

 

そして権現堂山

 

今回貴重な草花。

実の残りと花茎(かけい)が付いています。

イチヤクソウの種類は多いですが、

常緑の葉を持つのはベニバナイチヤクソウのみになります。

 

こちらは外皮の分厚いアベマキという木。

葉はクリに似ていますが、

大きめのドングリがなるコナラ属でクヌギに近いです。

 

地蔵森を通過

 

ようやく少しだけ展望が見られました。

 

福田峠で休憩

 

登り返して五社檀に到着

 

ヒサカキが植えられていました。

 

五社檀の謂れについて新田解説員が説明していただきました。

 

やっと鹿狼山が見えてきました。

 

名所、太平洋の見えるベンチにて最後の休憩

 

新地町の火力発電所、相馬港、松川浦が見えます。

 

そして最後の急登を登り、

 

鹿狼山神社の鳥居をくぐって

 

鹿狼山登頂!

 

さすがの大展望です。

なぜ東が福島県で西が宮城県なのか理解できないでいましたが、

新地町の分だけ県境が北にあるんですね。

 

蔵王方面は雲の中。

青麻山は分かりました。

 

 

鹿狼山神社にお参りします。

 

ここは元旦に山開きが行われます。

 

歴代の記念品も人気があるようです。

 

さてここから樹海の森コースで下山します。

鹿狼山神社で祭られているのは

鹿と狼を従えていたという手長明神。

 

最後に迎えてくれたのは

 

狛鹿と

 

狛狼

かっこいいですね~

かつてここに狼が生息していたと考えると、

ロマンを掻き立てられます。

 

15:30 登山終了。

2024年、いい出だしになりました。