この映画、するめな作品な上に、見るたびに感想が変わる。
内容賛否があるのもわかる気もします。
もしかしたら演者さんも、最初は台本をAという視点でとらえていたけど、読み直したらBだし、もう1回読んだらC…いや、Dかも?みたいになっていたのかな?とか考えちゃいました。
私自身、映画館で見た時はどっちかと言えば微妙…という感想を持ちました。なのでそこで視聴をやめていたら「自分には合わない作品」で終わっていたかもしれないです。
放送があったのでじっくり見れたのはよかった。
(放送がこの後しばらくないのは残念ですが…この作品不定期で放送し続けてよい作品のような気がします)
私の中で変わらないのは、
「自身が妙子だったら、二郎さんを選ぶかパクさんを選ぶか」で、絶対的に二郎さんですね。
パクさん…二郎さんのセリフにもありますが「あなた勝手すぎ」ますって思います。だから、パクさんについていこうとする妙子には私的には理解不能(しかも結局そういうことになる)
まぁ二郎さんも二郎さんでおいおい…って思うところはなくはないですが、最終的には二郎さんの中では相手への遠慮とか、優しさとかが勝っちゃうんだろうなぁって思います。
あの猫を押し付けられて、何ならちゃんと飼育してますし(笑)
私だったら人から押し付けられた猫、すぐどっかに渡します(さすがに野良にはしませんが)
妙子さんはご自身のことには視野は広くはないんでしょうねぇ。
というか、頑固なのかな?
息子の敬太くんのことを、もっと前から二郎さんともう少し向き合って話していられれば良かったのかな。養子にするって二郎さんから言ってくれたタイミングでそうしていれば、何かが変わったかもしれないですよね。
この夫婦、でもお互いのことを好きだし信用しているのはわかるので、夫婦それぞれが何か変わるといいんだろうと思います。
変わるって難しいけど・・・。
タイミング的には二郎さんのご両親も遠方に引っ越されたし、パクさんも戻っちゃったし、夫婦で何かを変えていくのでもいいし、それぞれが何かを変えていくのでもいいのかもですね。
前も書いたかもだけど、この二人がどう変わっていくか、どう変わったかを見たい気持ちです。
役者さんもベストマッチだったと思います。
二郎さんは絶対に絢斗さんしかできないです。淡々としているようで相当難しいですよあの役。
特にパクさんとの二人きりのシーン、元々ご本人はもっと強弱というか抑揚つけたバージョンを持っていたそうですが、あっさり否定されたと(笑)それは「この人ならこの塩梅でも十分大丈夫」と絶対的な信頼を置いていたからの注文だったのでは?と思います。(インタビューを読んでいても、その後のやり取りを見ても)
もし「うーん」って感じだったら抑揚つけると思うし。
妙子も同じくらい難しい役…木村さんも素晴らしかったなぁ。
山崎役の山崎さんもよかったし、ご両親役の神野さん・田口さんも良かったので、どこからがオーディションで決まったのでしょうか?
絢斗さんがこの映画を選んでくれてよかった。
面白い作品に出合えたので、選んでくれて感謝しかないです。
と、今日は絶賛的な感想なのですが、
ツッコんで見る時もあります(そういう時は大体細かいところに目が行く…そんな都合よくシスターいるかよwwとか)
でも今日はこの映画を観れて良かった!
歌詞の一部だけ最後に置いておこうっと。
”どんなに離れていても 愛することはできる”