早朝暑くて目が覚めたので、録画してあった「ガラパゴス」というNHKドラマを観て、派遣労働のストーリーに衝撃を受けました。

ドラマでは、派遣社員として美濃加茂市と海津市の工場で働く実態が描かれて、岐阜県の工場という設定も少しショックでした。

劣悪な労働環境、不当な低賃、差別や貧困などを産んだ派遣社員制度が、失われた30年といわれる日本の低迷期を生み出し、日本の大企業の間違ったコストカットの温床になったと感じました。

身元不明死体となっってしまった派遣社員の若者の最後の言葉となった「貧乏の鎖は僕で最後にして」というセリフ、そしてエンディングの主人公刑事の「普通に仕事をして、普通にメシが食えて、普通に家族と過ごす。そんな当たり前のことが難しくなった世の中なんて、どこか狂ってないか?」というメッセージが心に残ったドラマでした。