2020/8/16  コロナで規模縮小した大文字



毎年816日は、京都のお盆の仏教行事で、おうちに帰られたお精霊さんを冥界へ送る「五山の送り火」をテレビで観ながらお盆の終わりに浸りますが、今年は送り火がコロナの影響で大幅に規模を縮小して行われると聞いているので少し残念です。


しかしながら、昨日BSプレミアムで大好きな番組「京都人の密かな愉しみ BLUE 送る夏」が放送されて、五山の送り火が保存会の多くの方々によって支えられている事を知ると共に、1日早い「大文字」を観ながら、お盆の鎮魂と供養の気持ちを感じることができました。


この番組は5人の同級生の若者が、それぞれ板前、庭師、野菜作り、陶芸、パン作りの職人修行に打ち込む姿を描くシリーズで、併せて京都の様々な年中行事を取り上げており、「送る夏」では「五山の送り火」と京都の夏の食文化や自然が紹介しています。


学生時代の下宿が大文字を観る絶景ポイント河原町今出川の三角州近くだった事とこのシーズンあまり帰省できなかったことで、若き頃「大文字焼き」を毎年イベントとして見ていましたが、年齢と経験を重ねて、この歳になって「夏は魂を送って終わる」という想いで「送り火」を観れるようになった事に感謝します。