難しそうな映画だな、と思い、録画したまま長い間放置していた映画 【バベル】 を観ました。
ストーリーはモロッコ・アメリカ・東京と、
遠く離れた地域の登場人物たちのそれぞれのストーリが、
ある事件をキッカケに交差していくというお話。
そう、2006年カンヌで菊地凛子さんが新人女優賞をとった映画です。
確かに難しい内容だったけど、深い深い意味を持つ物語でした。(・∀・)
観終わった後に涙がホロホロ出ました。
ココロの琴線に触れる映画でしたねぇ~~。
☆ ☆ ☆
伝わらない思い、伝わらない言葉、そしてそれぞれの孤独・・・・・
コミュニケーションの大事さ・・・・・そんなことを訴えていたと思います。
そして、自分のおこした行動・言動はなんでもない事に見えて、
あらゆる物事につながっているんだな~と。
誰かと、何かと、繋がる、通じるのは難しく感じるけど、
実際には何かしらの形で繋がっていっている、そんなことを感じた映画でした。
菊地凛子が演じるろう者の女子高生チエコが、
パンティーを脱いで脚を開いて男たちに見せるシーン、
そこにチエコの孤独の叫びが見えた。
映画の最後にチエコが素っ裸で父の手を握り、抱き合うシーンも理解できた。
ケイト・ブランシェットが演じる妻が首を打たれ、用を達することができなくなった時、
ブラピ演じる夫が鍋をすけて、用を達せさせながら抱擁するシーン。
そこにはこれまで分かり合えなかった夫婦としての溝が埋まり、
人として繋がる優しさがあった。
まぁ、観てください。
観た人は感想を教えてほしいな。
最後に流れる、坂本龍一の 【美貌の青空】 をどーぞ。
美しい旋律です