師匠は長い間家庭内別居だったのもあったけど、
自分がやりたいことを貫くため、ワタシとの将来のことも視野にいれて(多分)、
30年連れ添った奥さんと離婚した。
家のローンを払い終えて、家は奥さんの名義にし、月々の生活費も奥さんにあげている。
一緒に生きていかないか?と言われているけど、ワタシは諸々の事情があり、
師匠と一緒になることはできない。
この前、師匠はもうとっくに成人している子供たち3人の内の長男に会ったそう。
長男から師匠がかなり憎まれているということをさっき知った・・・・・
ワタシは責任を感じる。
ワタシは師匠と結婚すると約束したことは一度もない。
ワタシと出会ったことで、家庭内別居の状態ではいけないと師匠はトントンと半年の間に離婚を決めてしまった。
胸が痛かった・・・・それで本当にいいの?ってワタシは何度も何度も問いかけた。
ワタシへの想いは関係ないと言っていた。
師匠が決めたこと、師匠の人生だけど、師匠は偽りでも目をつむって結婚生活を続けていれば、
誰に責められることもなく、恨まれることもなく・・・・あのまま生きていけていけてたはずなのに。
ワタシと言う存在が、一人の男の眠っていた願望を、これからの生き方を、強く意識させてしまった。
そのことで、一人の男の人生を台無しにしてしまったんではないかと・・・・・
ワタシは胸がとても痛む。
「一人で生きていくさ、なんとかなるさ」と師匠は笑って言う。
けど、それは強がり・・・・・自分にそう言い聞かせているだけなんだ。
解かってる、みんな解かってる。。。。。