人はみんな精一杯生きている。
お金持ちや小金持ち、そうでない人問わず。
仕事の早い人、仕事の遅い人問わず。
それぞれ価値基準や判断基準も違うし、なにより人生観が違う。
たとえば、大工という体を動かし続ける力仕事も機械を頭を使いこなすITの仕事もどちらをやっても作業が人一倍早い万能な人間なんて、、
何人いるだろうか?
お金も能力も人としての優しさも愛情も全て兼ね備えた人間は、、
何人いるだろうか?
上があるから下があるし、裕福があるから貧乏がある。
善があれば悪があるように、光があれば闇もある。
全てはバランスで成り立っている。
だから、闇を完全たる光に変えることなんてできない。
人が人を変えることなんてできないように。
自分が変わる意思がなければ変わりようがないから。
それでも、光を照らすことはできる。
温かい安らぎを、感じさせることはできる。
老人ホームの入居者様は数十年間、精一杯生きてきたからこそ今がある。
今どんな症状であろうとも、それは精一杯生きてきた証。
それを愚弄することは人として恥ずかしいこと以外のなにものでもない。
精一杯生きてきた人の、他人から何かしてもらった後の「ありがとう」の一言は、とても温かさを感じる。
存在価値を引き立ててもらえた感じがして、逆に感謝の気持ちで一杯になる。
大人や人生の先輩方は、与えることの大切さと与えられることの有難さをいつまでも教えてくれる。
ちょっとした差し入れの有難さも、すごく感じられる。
だからこれからも、与えることと与えられたことへの感謝の気持ちを、精一杯貫いていこう。
光が闇を貫き、照らし出すように☆彡