6月ももう終わりますね!
今年の後半に向けて、いろいろと考えたりしています。
さて、突然ですが、私はもともと日本語教師なんです。
「日本語教師」と聞くと、皆さん「外国の人に日本語教えるの?」と聞いてくださいます。
そう、日本語を母語としない方に向けて日本語を教えていたんです。
大学も、大学院も「日本語教育」について学んできました。
ところが、最近「国語」がものすごく気になります。
外国語として日本語を学んだわけではない方の日本語が・・・です。
日本の学校では、普通時間割にあるのは、「国語」であって、「日本語」ではないですよね。
だから、「日本語教育」で教えることは教えない部分も多いです。
まあ、もともと母語なんだから、自然と覚えるでしょ・・・ということなのでしょう。
でも今、日本語を母語として使っている人に対しての日本語教育が必要ではないかと強く感じるんです。
いろいろな研究をみたり、大学の学部だったり学科だったりを見ても「国語学」と「日本語学」をあると、これは、国語の学問であって、日本語学のほうは第二言語として日本語を教える・・・というようなことがほとんどですね。
私は、アメリカとオーストラリアで教育を受けたことがありますが、学校の授業は、「English」だけでした。
移民が多いなどそれぞれの国の事情もあるでしょうが、「国語」だけでは足りないような気がしてなりません。
でないと、今の日本語がどんどん変化しすぎてしまうように思います。
外国の方に「日本語」を教えていても、その「日本語」を実際に母語として使っている人たちが使うものと違ってしまう日も来るのではないでしょうか。 *すでに若干ありますが・・・