熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~ -2ページ目

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

16回目の結婚記念日は土曜日でした。


ラクして外で食べてしまおうと企んでいたのですが、夫が仕事になってしまいました。
早めに終わるはずと聞いていたので、せっかくなら素敵な店を予約しようかと考えました。
ただ、間に合わない可能性があります。
休日出勤の時ほど、直前になってトラブルが起きたりするモノです。
いつ帰るんだろうかと、変な緊張感に晒されたくはありません。


手軽さと心理的負担を天秤にかけ、簡単調理を選びました。

おうち居酒屋です。

互いに体調を崩してからは飲酒を控えていますが、月イチでちょっとだけ楽しむことにしています。

さて、夫は予告通り午後には帰宅しました。
しかし何をしてくれるわけでもなく、私が仕度をする横でテレビを見ていました。


ゆったり夜を迎えるべく宅飲みをチョイスしたのに、結局イライラするハメになりました。
結婚記念日って、一方だけが労ってもらえる日ではないんですけど?


帰りに買ってきてくれたスイーツで絆される単純な自分に、また更に舌打ちをしてしまうのでした。


夏の東京では、至るところに私をイラつかせる名人が現れます。

通行マナーを無視してでも絶対に日陰を譲らないヤツとか、日傘を腕にかけたまま満員電車の中で携帯を見るヤツとか…


この街は一体いつから、こんな風に冷たくなってしまったのでしょう。
過去と比較する中年にはなるまいと思っていましたが、下町らしさで溢れた時代が無性に懐かしくなるこの頃です。


ほんのちょっぴりノスタルジックに、今回のテーマは東京出身の作家です。


借り出しリスト
81 貫井徳郎/ミハスの落日
82 長野まゆみ/デカルコマニア
83 長尾剛/牧野富太郎の恋
84 中島京子/妻が椎茸だったころ
85 夏目漱石/随筆集



あまりの暑さに、ちょっとしたことですぐ気が立ってしまうようです。
加えて更年期はいよいよ挑発的になり、私を振り回してくれます。


さぁ、ここは自然のチカラに頼りましょう。
お花、第5弾です。

店長さんのブーケはいつも素敵です。
荒くれた心を落ち着かせてくれます。


変な事業にお金を使うなら、東京のあちこちに植栽してみてはいかがでしょう?
都知事に提案してみようかしらん。


夫は非常にツメの甘い人間です。


「キャンペーンでポイントを大量ゲットできることになったが、有効期限付きなので予め欲しいモノを考えておくべし」とお達しがありました。
折半を提案したところ、全て私が使って良いと言ってくれたので、喜び勇んでリストを作成しました。


ところが、待てど暮らせど付与される気配がありません。
心配になって調べてみたら、ミスがあり、登録は無効になっていたと判明しました。


楽しかった時間はただの夢と化し、残ったのはカゴに入ったままのアイテムだけ。
損をした気分が拭えず、財布の紐ギュッとモードになっています。


とは言え、買い物においては明確なマイルールがあり、値段と節約の間でふらふらゆらゆら…


散々迷った挙げ句ポチった、オーガニックマドンナとスロワージュ。
やっぱり国産・天然素材は譲れませんでした。


さすがに悪いと思ったのか、せめてものお詫びと大福を買ってきてくれた夫。
少し溜飲を下げたのも束の間、中身のこしあんにイライラ再燃です。
私がつぶあん派なの知ってますよね?


本当に、ツメの甘い男です。