旅行が生きがいだったけれど、もう何年もご無沙汰している。
小さな化粧水や石鹸をせっせと買ったりして、準備の時間もまた楽しいものだった。
コロナが収まることを願い、気長に待ち、制限のない初めての夏を迎えたが…
夫と出かける気はすっかり失せた。
"いつか"を夢見て、大切に取っておいたアレコレを解禁。
スキンケア用品を集めていた記憶はあったが、地味に歯みがき粉もたまっていたらしい。

しばらく"いつか"はやってこない。
悪くなる前にせっせと使ってしまおう。
アレコレ封を開けてから、ひとり旅という選択肢を思いつくがもう遅い。
読書の記憶
91 中江有利/残り物には、過去がある 受け身タイプは結婚が早く肉食は遅い気がする。受け身でも度が超すと結婚からは遠ざかる。ネタとして笑えるのは圧倒的に肉食の過去。
92 中島久枝/浮世の豆腐 女が独立して店を切り盛りする難しさ。今でさえ大変なのに、これが300年前だったら…いつの時代もマウントを取りたがる人間のいる不思議。
93 那須正幹/ズッコケ中年三人組 かつて夢中になり全制覇したシリーズ。色々なことに折り合いをつける大人の感情と、まだ奥底に眠っていた少年の心。やっぱり面白い!
94 中村うさぎ・三浦しをん/女子漂流 思いがけず真面目に、自分の考え方を見つめ直すきっかけになった。内容は下世話なオンナの実態とリアルな下ネタばかりなのに!
95 額賀澪/拝啓、本が売れません NOブックNOライフのくせに借りる派の私には耳の痛い話。買って応援したい気持ちは山々。だけどごめん、どうしてもスペースが足りません。
96 野崎洋光/おいしいごはんの勘どころ 手間をかけるポイントさえ押さえれば、家庭料理はやりすぎなくていい・自由でいい。気持ちが軽くなる。さすが、私の師匠!