残念ながら多くの場合、"好き=合う"にはならない。
バナナが好きで週に3回ほど食べる。
仕事前のエナジーチャージには最適だけれど、これが毎日となると話は違ってくる。
私には冷えをもたらすようで、どうやら相性バツグンとは言い難い。

形も色もすこぶる可愛いのに、未使用のまま何年も経っている。
だって持ち運ぶ機会がないんだもの!
出先で、人目のある中で、皮を剥いてかぶり付く勇気なんてないんだもの!
かつてはレゲエダンサーだった私(あくまで趣味の超素人レベル)。
目立つことが正義とばかりに、ラスタカラーを身に纏い、クラブやイベントへ繰り出していたのは昔の話。
今は緑をオリーブ・黄色をカーキ・赤をボルドーに変え、誰の目にも止まらないよう、とことん自然に溶け込む暮らし。
バナナもラスタカラーも好き。
でも、合わない。
読書メモ
112 永井荷風/墨(正しくはサンズイ有)東綺譚 進化から取り残されたような下町。程よく荒んでいて怠惰でおおらかで懐かしくて。まだ情緒という言葉が生きていた時代。
113 成田名璃子/咲見庵三姉妹の失恋 胸をえぐる愛憎劇かと思いきや、恋ともつかない淡い体験。普通なのに夢中になる。実際には努力しない美人は、つまらないだけだけど。
114 中島らも/永遠も半ばを過ぎて 自分を変えない、他を知らないことが幸せな場合がある。だけど何かスイッチが入った時に、揉まれながら、より幸せになる場合もある。
115 長野まゆみ/メルカトル ざっくり言えば、親に捨てられた青年が奇跡的に再会するも仕事に利用されるって酷い話。だけどなぜか、美しくて幻想的な画しか浮かばない。
116 似鳥鶏/100億人のヨリコさん しっかり想像すれば超絶ホラーなのに、なぜかポップでワクワクする。映画"サマーウォーズ"を思い起こしたのは私だけかしらん。
117 長尾智子/あなたの料理がいちばんおいしい "作り置き"の概念が苦手だけど、前より気持ちが軽くなった。暑い→作りたくない→不調の悪いループから抜け出せたかも。