ある日の食卓‐17 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

食に関してはうるさ型だと思う。

自分の中に線引きがあって、旬や鮮度はもちろん、お気に入りの産地があったりする。

小松菜なら茨城県、キャベツなら群馬県、ショウガなら高知県、鯵なら千葉県、ホタテなら青森県、ワカメなら岩手県、牛乳なら北海道、お茶なら埼玉県etc.

好きと言い張る以上、違いの分かる大人になりたい。


ところが一方で、日常的に使う物こそこだわりたいのに、イマイチ興味を持てない食材があることもまた事実。


・牛肉とマッシュルームのバター炒め
・いかとズッキーニのハーブマリネ
・細々野菜のトマトスープ
・サンドイッチ
夕飯をパン食にするなんて、我が家では全く意味不明な行為。
賞味期限ギリギリになっちゃって…
せっかく紀伊国屋で買ったヤツだし…
言い訳だらけの献立。

産みたてというパックをもらったので、最もシンプルにいただいてみる。
美味しいことは間違いない。
しかし、普段買っているお得品と区別できるかと尋ねられたら心許ない。
私には、どちらも大差ない。
当たりハズレの少ない優秀アイテムと言ってしまえば、それまでの話なんだけど。

たまご、国産牛肉、マッシュルーム、トマト、ズッキーニetc.
どうにも違いが分かりづらい食材。
こだわり派が聞いて呆れる。

真の食いしん坊と名乗るには、まだまだ時間がかかりそう。