今年は厳しい出来事ばかりで、いつにも増して別れのお知らせに心が揺れました。
特に内海桂子さんの訃報は響きました。
97歳というご年齢を考えれば、大往生と言えるでしょう。
それでも気になりました。
だって師匠は祖母と同級生なのです。
おかげさまで我が祖母は元気です。
杖は使うようになったものの、何とか自分の足で歩くことができます。
冗談好きで頑固で芯の強い働き者です。
かつて浪費家の夫に散々悩まされたので、大きくお金を使おうとはしません。
子供や孫達のためにと、細々したショッピングを楽しみにしているような人です。
タオル・ハンカチ・ピローケース等々、消費しきれないほど買ってくれました。
先日、お気に入りのウールソックス(重ね履き3枚目用)に穴が空いてしまい、代わりを探しつつ手持ちを改めていました。
すると、仕舞い込んだきりになっていた靴下がいくつも出てきたではありませんか。
これらも祖母からのプレゼントです。
うってつけの1足を発見しました。
10年くらい前に貰った時は、女子高生かよ!と苦笑いで履く気になれませんでした。それが今はどうでしょう。
表は綿・裏はシルクの日本製…
最高じゃないですか。
他にもアンゴラ混や麻混もたくさん見つかりました。
孫がいずれ温活に勤しむとわかっていたかのようなラインナップです。
さすが、亀の甲より年の功。
自由に出歩くのは難しいだろうけど、おばあちゃんにはまだまだ愉快な話をいっぱい聞かせて欲しいと思います。