ゆるゆる温活便り 44通目 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

豊富な柑橘系を見るにつけ、日本人の味覚は本当に繊細だと思う。
だって海外旅行してても、せいぜい見かけるのはオレンジ・グレープフルーツ・レモン・ライムくらい。
ざっくりと、甘いだの酸っぱいだのさっぱりだのがあればいいという感じ。
それが国内なら、みかん・八朔・すだち・ボンタン・キンカン…数えきれないほどの種類が気軽に買える。
我々はもっと複雑に、甘味と酸味のバランスとか甘味の中にもほんのりとした苦味とか、そういうモノを求めている。
消費者の声に応えていった結果、たくさんの掛け合わせが生まれたに違いない。

春先まで楽しみがいっぱい。


デパ地下で掘り出し物を発見。
埼玉県産ゆずが10個でまさかの100円。
迷わず連れて帰る。
ヘタとおしり周りをカットし、皮は薄く剥いてひたすら細かく。
地道に種を取り出したら、アルコールと混ぜて化粧水に。
果肉部分は皮付きのままスライスして、氷砂糖と漬け込む。
気合いと根性の使い切りメニュー。


お楽しみが増えてウキウキしていたのに、つきのわさん、どうやらゆずはあんまり得意じゃないらしい。
出会って15年強、全く知らなかった。

日本人の味覚同様、彼を知ることもまた奥深い。