アレ、本当にイヤです。
暮らしの大半がアナログな私にとっては、鬱陶しいと言うより恐怖の対象です。
自分のタイミングで何とでもするから放っておいてほしい、そんな心情になります。
これまではどんなに商品が提示されても、惹き付けられることはありませんでした。
欲望には己の眼と耳で辿り着きたい。
私のプライドと意地が、マウスを持つ手を無意識に止めていたのかもしれません。
AIがタイミングを察したのか、必要に迫られているから目に留まったのかは不明です。
残り僅かになった歯みがき粉。
前回買ったような無添加ラインが、チラチラと視界の端に入ってきます。
とうとう禁断の扉を開け、ついにクリックしてしまいました。
居ても立ってもいられず、即入手に踏み切りました。
残念ながら購入先は百貨店。
関連商品チェックに関してはデビュー戦を迎えましたが、気付けばポチッとするより我が足を動かしていました。
私のデジタル化への道は、まだまだ険しいようです。
本の備忘録
113 澤西裕典/別府フロマラソン 望んでいた結末になって嬉しかった。万城目学さんの世界観を思わせる。作者にはぜひとも、モテない不器用なオトコであってほしい。
114 島本理生/一千一秒の日々 来るもの拒まず去るもの追わずがモットーだから、一途だの依存だのがわからない。ふわふわした恋をしてきたのかい、作者さん?羨ましいぜ。
115 せきしろ/バスは北を進む ほぼ同年代の作者とは多くの記憶がバッティングする。土曜日の昼は麺類とか、懐かしくて笑える。不便で不毛な昭和あるある。たまらない。
