とにかく、損だけはしたくない。
あわよくば、しっかり得したい。
一見、損してる風で、実は得している。
それって最高じゃない?
友人の誕生日に食器を買おうとする。
売り場に並べられた¥2000の豆皿セット。
30%オフと書かれた箱がひとつ。
どうやら、潰れが出ているらしい。
いくら仲が良いからと言って、ワケ有り品をプレゼントすることはできない。
包装紙を買って、詰め直す必要がある。
だけど元々、他の物と組み合わせてラッピングするつもりだったから問題ナシ。
値引き代¥600、ギフトボックス代¥300
迷わず後者を選択。

壊れせんべい、好き。
どうせ食べる時には割っちゃうんだし、通常タイプより味が染み込んでるし、それでいて圧倒的に安いんだもの。
見つけると嬉しくて、つい手に取っちゃう。
あたしったら、何て賢い消費者!
人生に勝った気分。
しかし気づけば、必要以上に買い込んでる。
とんだニセ賢者。
お得が迷子になってる。
本の備忘録
14 坂木司/おやつが好き 私もおやつが好き。老舗の定番品をしみじみ美味しいと感じ、年齢を重ねて良かったとつくづく思う。読んでいるとウズウズしてくる。食べるだけじゃない、買うこと・見ることもおやつの喜び。
15 瀨尾まいこ/ファミリーデイズ 家族(特に子供)のことを書いたエッセイは難しい。好みが激しく分かれる。寄りかかるのも寄りかかられるのも苦手。淡白過ぎず、濃厚過ぎず。距離感がウマイんだろうなぁ。
16 佐藤隆介/池波正太郎の愛した味 食事に気を抜かない人に好感を抱く。食べ物の描写が抜群に上手い人に尊敬の念を抱く。そんな作家、池波正太郎、いや池波正太郎先生、いや池波正太郎師匠!