ブックリスト40 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

近しい人ほど気を遣うべきなのに、一緒にいる時間が長ければ長いほど、その関係はナアナアになってしまう。

つきのわさん、基本的には気のいい愉快なヤツなんだけど、身内の扱いが雑。
あたしは我慢をしないで気持ちをぶつけてしまうから、彼に対して特別にストレスを感じることはない。
しかし同居の義母は、つきのわさんが怖いらしくて、その一挙手一投足にビクビクしている。
明らかに当たりが強い。
確かにイライラさせられる人ではあるものの、そんな風にしなくたって…というようなやり取りがしょっちゅう。

イチイチ真面目に向き合えばムカつくに決まっている。
"話の通じない近所のおばあちゃん"くらいに位置付けておけば、もっと上手にスルーできるだろうに。
本当に不器用な人。

手取り足取り親切にしろとは言わないが、もう少し優しくしたってバチはあたらないはず。
いくら相性が悪いからって、仮にも家族なんだからさ。
いずれ悪態のツケはまわってくると、クチを酸っぱくして注意しているのに、全く聞く耳を持たない。


まさにお歳暮シーズン真っ盛り。
我が家には何も届かないけれど、義両親への品々がお裾分けされる。

つきのわさん、いやらしいことに、時々冷蔵庫チェックをしている。
そこで、大好物のイクラの瓶詰めを見つけたらしい。
図々しく欲しいと義母に言ってみたところ、孫に食べさせるからダメと即座に断られたとのこと。
そんな話、しょんぼり報告されても…

ほらね、だから言ったでしょ?
コレが因果応報なんだよ。
一緒にいる時間が長いからこそ、家族にも気を遣いましょうね。