21品目、その後 | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

何事にもタイミングというものがありますが、それが自然相手となると、なかなかこちらの思うようにはいきません。

長い雨のシーズンが明け、ようやく梅を天日干しするタイミングが訪れました。
梅干し、2泊3日のアウトドア旅行です。
可能であれば、もう1日延泊させたいところです。

ところがチャンスを窺っている間に、台風シーズンへ突入してしまいました。
油断のならない(降ったり止んだりコロコロ変わる)タイプが多かったため、しっかり家で見張っていられる期間を狙うしかありません。
少しでも濡れてしまったら即アウト。
放って出かけるのはリスクが大きすぎます。
仕事の日を避け、用事のある日を避け、台風の隙間を狙う…
全く干せる気がしません。

夏のパワーを借りたい気持ちは山々ですが、秋の太陽に任せることをオススメしている人もいるようです。
気長に好機を待つことにしました。
しかし、またも予想外の事態が…
何とお次は、秋雨前線のお出ましです。
焦りは禁物と思いながらも、次第に心がジリジリしてきます。

次の晴れ間は逃さない!
さて、貴重な日射しを受けた梅たち。

昼間はきちんとチェックできるものの、夜中の不意の雨にはすぐに対応できません。
降水確率とにらめっこして、泣く泣く朝露にあてることは諦めました。
最終的には1泊3日となった今回の旅。

こんなに干す時間が短かったのは初めてです。
見た目は悪くありませんでしたが、正直なところ味には不安が残りました。
再び保存瓶に戻す前に、恐る恐る出来を確認してみました。

良い意味で裏切られました。
素晴らしい完成度です。

毎年、仕上がりの満足度を更新します。
作る度に、腕が上がっていると感じます。
あたしは天才なのかもしれません。

ただし、このお手製の梅干しを美味しいと言ってくれるのは姪っ子だけ。
そして彼女は少々変わり者の渋好み。

あたしの天才っぷりは、どうやら"自称"のようです。