11月4日、曇り | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

病院に行くのは、果たして良いことなのか。
医者にかかれば、果たして病気は治るのか。

ある日を境に、あたしは医者断ちした。
理由は何もかも気に食わなかったから。

近所にある病院でのこと。
どうしたの?と言われたので、風邪っぽいんですと答えた。
症状を聞かれ、鼻水が出る・熱がある・胃が荒れていると伝えた。
すると、じゃそういうクスリ出しとくわ…と。
30分以上待たされ、会話はほんの1分、身体には一切触れず、あたしの顔を見ることすらなく、診察(と呼べるのだろうか)は終了。
そして、薬代あわせて約3000円の支払い。
調剤薬局のスタッフさんの方が、よっぽど親身に丁寧に対応してくれたというおまけエピソード付き。

あれから10年。
あたしはどこにも行っていないし、誰にも診てもらっていない。
それでも健康診断の結果は全て合格圏内で、何の問題もなく過ごせている。

このところずっと咳が続いている義母。
先週末、改めて病院に行ったと言うが、聞けば何やらお怒りの様子。
あそこの副院長、ちっとも診察してくれないでクスリだけ寄越したのよ!って。
あたしを医療不信に陥れた元凶、しかも同じ女医じゃないか!?

なんと、10年経っても変わらないスタンス。
ある意味、立派。
なぜか遠方からも患者がやってくる総合病院。
ネットで検索すると、すこぶる評判悪いのに。
文句を言いながらも通う人のいる、謎。
(義母含め)みんな、目を覚ませ!!

SF作品を連想させるような施設、近未来を思わせるような医療システム…
ロボットが手術をする、AIに体調を管理される…
少し前なら、ただ驚いたり、妄想だと一蹴したりするだけだった。
だけど、もはやこれはジョークではない。
小説や映画のような世界はすぐそこまできている。

ネタにして笑える域を越えるなら、やっぱりあたしは病院には行きたくない。
嫌だよ、機械にカラダを預けるなんて!
そうなると、あの女医の診察が人間っぽくて微笑ましく思えてくる。
う~ん、だけどあんなのに金と時間をかけるのはシャクだな。

無機質完璧ロボットVS無愛想ポンコツ医師
近い将来、どちらかを選ばなければならない日がくるかもしれない。

どっちも選びたくない。

何度でも言おう。
やっぱりあたしは、病院には行かない!