6月12日、曇り時々晴れ | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

大きな会社には花形と言われる部署がある。
花形部署は会社の顔になるから、就活生や転職者が抱くイメージに直結することも多いだろう。

もし広告代理店に入社したとしたら、やはり営業職に就きたい。
企業に必要とされて雇われたのは、ひとえに自分のスキルを買ってもらったと信じているから。
自信満々で入社なんかした日には、むしろそれ以外の部署なんてあり得ないと思うに違いない。

そんな人が経理部に配属されたら?
不当な評価をされたと感じるんじゃないか。
バカにしている、自分の能力を全くわかってない、と。

きっと、不貞腐れてすぐにやる気をなくすだろう。
マイナス感情は負のスパイラルを巻き起こして、あっという間に出来ないヤツの烙印を押される。

だけど果たして、その配属は本当に不当だったんだろうか。

人事部は仕事がスムーズにまわるよう、最適な人材を配置する。
配属は、他人の目に映る今の自分。
本当に向上心があって実力があるなら、いくらだって異動のチャンスはある。

それを勝手な自己分析で、職場の雰囲気を悪くして投げ槍な態度に出る。
スパッと辞めてくれればまだいい。
ズルズルと在籍だけしてダラダラ働く。

じゃあ聞くけど、営業に配属されてたらどれだけの仕事が出来たの?
新人のあんたの戦力ってどれだけなの?
身の程知れ。
どこにいようが、貰っている以上の働きをしない限りは給料泥棒。
お前が言うべきは愚痴じゃない、謝罪だ。

自分の能力を棚にあげてでも、仕事に夢を見る気持ちはわからなくない。
希望が通らなかった時の、悔しさや悲しさもわかる。
だけどやっぱり、認められたいならそれなりのことをしないと。
すぐに、出来るヤツになることは難しい。
だからこそ、折れない心と頑張る姿勢を見せてほしい。

こんな願いは、もはやおばさんの戯言なんだろうか。