6月2日、晴れ | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

何度でも言う。
食べることだけが楽しみだ。
毎食、間違いなく美味しい物を食べたい。
食事で悲しい想いをするなんて絶対イヤ!

そういう意味で、旬を知ることはすごく大事。
食材のベストタイミングを押さえる=美味しさへの近道となる。

野菜・魚の旬カレンダーは、ある程度頭の中に入れているつもり。
季節の移り変わりと共に、店頭の顔ぶれも違ってくる。
野菜売り場の色味は黄緑から、どんどん濃いグリーンになってきた。
魚売り場では常に最新を求めて、産地を北上させたり南下させたりしている。

見ているだけでもワクワクしてくる。
食べたら幸せでニヤニヤしちゃう。
それが、旬の持つチカラ。

だから、シーズンを無視し半ば強引に作り上げられたモノは、本物には到底敵わないと決めつけていた。
いわゆる、施設栽培とか養殖漁協とか。

それなのに、それなのに…
現代技術は、すぐにあたしの常識を覆す!

近年、その完成度をめきめきと上げてきた夏大根。
近年、その完成度をめきめきと上げてきた養殖鰤。
まさか、冬の美味2大巨頭を初夏に味わえるとは。
時期ハズレの食材にお金を出すなんてあり得ないと思っていたけど、信頼する舌の持ち主が薦めてくるもんだから。
鰤の半分は生のまま、残りは軽く火を通して。
優しくおろした大根と一緒に、香り高いすだちポン酢でいただきましょ。

結論をひと言で表せば、旨い。
冬場に出回るモノとはまた違った味わい。
大根は辛味があってスッキリ、鰤は脂が軽くてサッパリ。

教えてもらって良かった。
何も知らずに毛嫌いしていたら損をするところだった。

養殖ふぐ、ハウス栽培みかん…
冗談じゃないと憤慨していたけど、今年こそチャレンジしてみる?

あ、うちの家計じゃとても無理そうです。