2月28日、晴れ | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

感性の似た人に出会うと嬉しくなります。

我が人生の主成分は、お笑い・本、そして何より食。
この3要素で共感を得られると、イケメンにちやほやされるより嬉しいです。

好きな芸人さんが一緒だったりすると、ものすごく興奮してしまいます。
センスの良い本棚の持ち主には、尊敬の念と親近感を抱きます。
そしてそして、食事に対する熱量が近いと、それだけで好きになってしまいます。

家族・友達・同僚等々と1日出かけたとします。
たとえ相手がバラエティー番組を観ない人でも、活字は見るのも嫌だという人でも、他の話題で乗り切ることはできます。
だけど、食の好みが全く合わなかったら?
…地獄です。

偏食とか、食わず嫌いとか、ウンチクたれとか。
本当にうんざりします。
昼はカップラーメンで良くない?なんて言われたら、考える前に殴ってしまうかもしれません。

材料にこだわって、丁寧に調理して、器にも気を配る。
何もそんなことを望んでいるのではありません。
ジャンクフードやコンビニ弁当やスーパーの惣菜だっていいんです。
時には無性に食べたくなります。

大切なのは、そこに情熱はあるのかい!?ってことなんです。
適当にやっつけで済ますのではなく、楽しく美味しく食べたいんです。

作家さんには食の描写が秀逸な方がたくさんいます。
仕事とプライベートの切り替えに料理をするという方も少なくないようです。
文才があって料理上手。
もはやジェラシーです。

以前から小説のファンだったけれど、これを読んでますます好きになりました。
食に向き合う温度がすごく似ている。
あたしの熱意は時には空回りして、うざがられたりもする。
でも、荒野さんは臆することなく公言してくれているんです。
だって仕方ないじゃない?食べることが好きなんだもの!と。

勇気を得ました。
あたし明日からも、つきのわさんとの埋められないギャップと戦います。