file1、少女マンガ | 熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

熊猿の仲 ~ゆうえんのなか~

モンチッチのようなヨメが、ツキノワグマのようなダンさまとのゆる~りとした日常を綴ります。
果たして熊と猿は仲がいいのか悪いのか…。
今日も中年夫婦はとことんマイペースに暮らします。

この幸せが永遠に続きますようにと願うのは、あたしのワガママでしょうか。


例えば大好きな"ぼんごのおにぎり(東京・大塚&板橋にある有名店)"を目の前にした時。
コメを次々と口に運びたい衝動に駆られるほど、ラストを想像して、後半はむしろ食べたくなくなってしまう。
あるいは大好きな"吉本新喜劇"のチケットを手にした時。
面白い芸人さんが出れば出るほど、公演後の寂しさを想像して、後半はなぜ来てしまったんだろうと後悔すらする。


愛情が深い分だけ、それを失った時の悲しみが大きすぎる。


そして今、あたしを一喜一憂させているのが"ガラスの仮面"です。

※大事な作品の割りには、日焼けと手垢がスゴイ。
帯をつけたままだったり外してあったり、自分の基準がさっぱりわかりません。


1976年に連載を開始し(ちゃんこーまいの産まれる前!)、今なお連載を続けるマンモス漫画。
幾度とない休刊を繰り返し、ファンをやきもきさせ、惹き付けてやまない。

出会いは高校1年生。
友人に薦められるも、第一印象は…何か古くさい。
ところが、あれよあれよという間にトリコになり、気付けば手放せない存在に。

度を越した演劇愛、設定に無理のある恋物語、すぐにグラつく時代背景…
ページをめくれば、ツッコミどころが満載。
なのに、何があっても離れることができない。
何度読み返したことか。
読めば読むほど好きになる。

早く続きが知りたくて仕方ない。
しかし現在、クライマックスに向けて話が展開していることは一目瞭然。
それはつまり、近い(?)将来エンディングが待っていることを意味している。

もし結末を迎えてしまったら…
あたしは何を励みに生きていけば良いのでしょう。
きっと深い深い喪失感に襲われ、しばらくはばんやりとした日々を過ごすに違いありません。


次を強く欲する想いと、永遠を望む矛盾。

2017年も、あたしは強いジレンマと共に暮らしていくでしょう。