むしろ過敏とさえ言えます。
あたしにとって食事はとても重要で、マズイ物を食わされた日には不機嫌を隠すことができません。
怒り・悲しみ・虚無感…
その気持ちは、とてもとても簡単には言い表せません。
裕福な家庭ではなかったので、特別贅沢をしたという記憶はありませんが、旬や産地にこだわってくれていた記憶はあります。
神経の細やかな父は、食材選びにすごく慎重でした。
好奇心旺盛な母は、新しいレシピに挑戦してくれていました。
結果、食卓にはやや珍しいメニューがのぼることとなり、子供達の嗜好も若干おかしくなるということに…
また、両親の自分達さえ良ければ何でもいい精神のせいで、娘も大変身勝手な思考の持ち主になってしまいました。

フーズネット福島の乾燥きくらげ、20g・¥500(税抜)
最近、食材はほとんど国産の物しか買いません。
グルメとか安全とか、そんな健全な理由ではなく、単に外国の企業に利益をもたらすのが嫌だからです。
究極、鎖国しちゃえばいいのにとさえ思っていたこの頃です(色々疲れてやや病んではいる)。
昔ながらの工場が閉鎖に追いやられているだの、頑張っている農家さんが儲からないだのと聞くと、しがないパート主婦だって黙っていられませんよ!
洋服代抑えてだって、化粧品代抑えてだって、国産の肉・魚・野菜・調味料を買いますよ!
洋服も化粧品もほとんど買わないけど。
理由はともあれ、国産にこだわり始めてから気づいたことがありました。
日本人ってスゴイ。
数多ある食材、国産と海外産を比べると、味・食感・香りの違いがよく分かる。
マズイ物に出会った時にはあんなに怒っていたのに、こんな初歩的な違いに気づいていなかったなんて…
不覚。
せっかくの両親の教えも、娘にはまだまだ伝わってなかったみたいです。
自分勝手なところはしっかり受け継いでるんですけどね。