こんにちは♪
2017年ベルリンへ教育移住いたしました2児の母Sayakaです。
我が家の娘たちは1月より現地小学校のウェルコムクラスに通っています。
こちらは難民移民向けのドイツ語強化クラスで約1年ほど通ったのちに
通常クラスへ合流します。
我が家の6歳8歳(日本では年長と小2)の子たちは小学校低学年のウェルコムクラス(6-9歳)に通っています。
そこで次女が一番仲良くさせてもらっているLちゃんのお母さんに声をかけてもらい、
先日お家に招待していただきました。
約束の時間にお家へ行くと、いつもはイスラム教徒女性の象徴ヒジャブ(スカーフ)をかぶっているのですが、
家の中では(ご主人以外の男性が訪ねてこない限り)脱いでいるそうで、雰囲気が違いました。
ヒジャブを巻いていてもとっても美人なLちゃんのお母さん。
ラフなヘアスタイルでもさらに美しくうっとり。
モダンでお洒落なインテリアの大きなお家に、可愛いLちゃんのお部屋。
子供たちは大興奮ではしゃいでいました。
大人たちはリビングでくつろぎながらおやつタイム✯
Lちゃんのお母さんの妹(17歳)と姪っ子(13歳)が英語で通訳してくれるために来てくれていました。
その子たちはドイツファミリーの家に今お世話になっているらしい。
(難民で来ている親がいない子は受け入れてくれるドイツファミリーの家に引き取られるんだとか・・・)
しかし週末はLちゃん一家と一緒に過ごすことが多いんだと言っていました。
そしていきなり話題は私の年齢(笑)
おいおいおい・・・
実年齢を言うと
「えぇぇぇぇぇぇぇ――――――‼‼‼‼」
日本ではなかったけどドイツ来て結構このパターン多いですw
そしてLちゃんのママは予想通り若い・・・26歳。
そして私は25・6歳に見えたらしい。
おばちゃん喜んじゃうよーw
でもそしたら私長女15・6歳で出産してるよーw
色々言いたいが言葉が出てこない・・・w
早くドイツ語覚えたい~
↑結局ここに毎回たどり着くw
(日本人は若く見られるというのは本当でしたw)
手作りのプリン?の後は
アラビッシュ料理を一緒に作ってご馳走になりました。
中東からの難民も多いベルリンではアラビッシュの食材や調味料が
とても簡単に手に入るんだそうです。
お料理の前で皆で写真を撮ろうとしましたが、
ヒジャブを巻いていない状態では写真もNGだそうです。
そして子供たちはアラビッシュのダンスを教えてもらいながら再び遊びだすと私が聞こうか躊躇していた話題に・・・
ドイツへどうやって来たか。
2年前にシリアから逃げてきたというLちゃん一家の話は言葉が出ないほど壮絶だった。
まずは誰にも見つからないように夜徒歩(時には走って)でレバノンに入る。
そこからはバスと徒歩で海まで。
50人ほどの難民ボートに乗り、
転覆したところからは5時間かけて泳ぎEuに入ったらしい・・・
Lちゃんのお母さんの兄弟は6人兄弟そのうちの一人は爆弾が頭に当たって死亡。
お姉さんは足を失って・・・
両親は高齢のため泳ぐことが出来なく、レバノンへ残っているという。
シリアよりはレバノンのほうが安全だと彼女は言っていた。
Lちゃんのお母さんの兄弟が爆撃を受けて亡くなった時、
Lちゃんは4歳。
衝撃で熱いコーヒーが飛んできてLちゃんは火傷したと、
腕に広がる大きな火傷の跡を見せてくれた・・・
その時の記憶がしっかりあるらしく、
今も夜Lちゃんは魘されたり泣いたりするらしい・・・
言葉がでなかった。
言葉が分からないとかではない・・・
日本語でも何も・・・
涙が出そうになったが、
ここで泣いては失礼な気がして堪えた。
当時4歳5歳の娘たちを連れて息を殺し逃げ・・・
二人を抱えて5時間泳ぐとか・・・
この人たちは死と隣り合わせに生きてきて・・・
沢山の死を見てきて・・・
死を身近に感じたからこそ、
こんなに毎日を明るく楽しく過ごしているのかと感じた。
きっと私には一生理解できないかもしれないが、
せっかく与えてくれた出会いを大切に
一緒の時間を楽しもうと思った。
毎日電話しているという両親ともアイフォンのテレビ電話で挨拶をさせてもらえた。
アラビア語の挨拶を教えてもらい、それを繰り返していただけだがw
とっても優しそうな両親だった。
日本がとっても好きだと言っていた。
その裏で、きっと両親もドイツに連れてきたかっただろうな・・・・と思う私がいた。
内戦や戦争というと日本の戦時中を思い浮かべる人も多いと思う。
私もそう思っていた一人。
しかし、現代に・・・この今の時代に起こっていることで・・
普通にみんなおしゃれして、アイフォンもって、買い物しているところに
爆弾が落ちたり銃撃されたり・・・
想像し難い真実・・・
脳みそがついていかない・・・・
しかし現実として知り、
受け止めなければいけないと思いました。
これを知り、私にできる事なんて何もないかもしれない。
出来ること言えば・・・
同じ地球上で普通の家族が巻き込まれている現実を
少しでも日本人に知ってもらうこと。
かな。
そう思いこの記事を書いています。
子どもに対して戦争のことを話すことは賛否両論かと思いますが、
我が家はLちゃんの事をきっかけに話しました。
生きていることの有難さ。
毎日を楽しむこと。
大切にしたい感情がまた生まれました。
Sayaka
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