主訴は朝起きようとしたら腰が痛くて起き上がれなくなったということだ。
詳しく話を聞くと、今年の6月に重い物を持とうとしてギックリ腰になり、別の接骨院に1週間毎日通院したそうだ。
その接骨院の先生に、「もう腰は治ってるから大丈夫ですよ。」とお墨付きを頂いたが、患者さんはまだ少し腰に痛みが残っていたらしい。
そしてその痛みが残った状態がずっと続き、今朝起きたらまた痛みが強くなってしまったようだ。
さらに問診を進めると、15年くらい前からの肩こりがあるとのこと。
はなまる接骨院では、症状をしっかり把握した上で、痛みや症状にとらわれず、構造と機能のみに注目して患者さんの身体を見ていく。
姿勢検査、関節可動域、筋力の異常をチェックし、歪みの原因になっている場所を特定するための触診を行なったとき…
この患者さんは腰に異常がなかった。
こういう症例は少なくない。
前に通っていた接骨院の先生の言うとおり、腰には問題がないのである。
この患者は他の部位に問題があった。
僕「◯◯さん、あなたの腰は悪くないですよ。原因は腰ではなく△△です。頭痛とか目眩は今までありませんか?」
患者さん「あ、そういえば週1回は痛み止め飲むくらいの偏頭痛があります!」
僕「それ超大事なことですから教えてくださいね笑 ◯◯さんの場合は、いくら腰をマッサージしても良くならないです。なので僕は腰は治療しませんがそれでもいいですか?」
患者さん「お願いします!」
ということで治療開始。
わずか10分弱で治療終了し、再び検査。
関節可動域、筋力、姿勢、全てバッチリ
患者さん、びっくりしてました笑
ご縁を大切に感謝の気持ちを忘れず、現在の自分に出来る最善を尽くします!
