母との面会 | しののブログ

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当たり前を当たり前と思わずに

実家に居たいのは分かる

好きなときに好きな事が出来る

寝るのも起きるのも

自由気まま


今日お菓子を差し入れして来て

面会をしてきました

ホントはダメなのですが

玄関のガラス戸越しには

声が聞き取れなかった

難聴が進んでいる気がした


春まで

雪が溶けるまで

と話を持っていきたかったのだが


「家に帰る」

「なぜ私はここに居なきゃいけないの?」

「あの時ここに入らないで帰れば良かった」

「明日か明後日帰るわ」

「ここに居るなんて初めて聞いた」


何をどう言おうと

帰る…

そりゃそうだよね

私だっていきなり

連れて来られたらそう思うわ


でもね

病院へ一人で行けない

薬を毎日欠かさず飲むことが出来ない

お風呂に入るのを面倒がる

いつ入ったか忘れる


それらは言ったところで

「自分で出来る」

「自分で行ってる」

「自分でなんでも出来る」


何を言っても

何度言っても

同じ事の繰り返し


そのうち自分で黙り込んだのに

私が帰ろうとすると

「話そうと思ったら、そうやって帰る」と

部屋に戻ってしまった


私も騙して連れてきたくはなかった


兄弟三人で決めたとはいえ

自分の家の近くの施設に住んでもらったからには

死ぬまでこのやり取りは

終わらないのだろうな…


今更ながら

実家にそのまま住まわせた方が

良かったのかと思う


家が片付いた時点で

その答えは出る気がする


家の中を片付けて

家が売れた時

これをあと何年後にすることに

なったのか

今決断して良かったと

思いたい



庭に雪が積もりました