こんにちは。
電車と米粒を愛しすぎて、もはや車内で塩むすび握りかねないブロガー、ささにしき鉄男ことヤッパくんです。
今日は皆さんの通勤・通学でもおなじみ、都営浅草線のお話をします。
ただし、普通じゃありません。
テーマはズバリ──
「なぜ都営浅草線は、おにぎりのにおいが似合うのか?」
「おいおい、線路にのり(海苔)でも敷いてるのかよ」と思ったあなた、
それ、今日から私と同じ“にぎり鉄”です。歓迎します。
■においの正体、それは“人間味”
都営浅草線といえば、品川から押上まで東京の下腹部を斜めに突っ切る、まるで梅干しの塩味のようにじんわり染みる路線。
そして、乗ってみるとわかるんですよね。
この路線、なんか、ぬくもりがある。
新宿線や三田線のキリッとした印象とは違い、どこか「おばあちゃんの家に帰る感じ」がする。
座席に腰を下ろすと、ふわりと脳裏をよぎるのは…
あの、炊きたてご飯に塩をパラッとふって、手ぬぐいの上で握った素朴なおにぎりの記憶。
■浅草線の「昭和感」は、のり弁にも通じる
浅草線が開業したのは1960年。
そう、まさに昭和真っ只中の東京を駆け抜けてきた、ベテラン感あふれる路線だったんです。
ホームに立っても、なんだか昔の商店街のにおいがするし、停車駅の名前を口に出すだけで
「東銀座」「宝町」「人形町」──って、もうこれ、駅じゃなくて“惣菜名”ですよ。
駅名だけで定食が組めそう。
■直通運転のごった煮感=おにぎりの具のバリエーション?
さらに言えば、浅草線は京急、京成、北総と直通運転。
これがまた“炊きたて白米”にいろんな具を混ぜてくる感じで、楽しいったらありゃしない。
・京急=ピリッと辛い明太子
・京成=定番のツナマヨ
・北総=ちょっとマイナーだけどクセになる高菜
そう。浅草線こそ、東京を握る「おにぎり交通の中心線」なのではないでしょうか。
■結論:「車内に漂う妄想のにおい」こそ至高
正直、浅草線の車内に本当におにぎりのにおいがするわけではありません。
その点、実際におにぎりのにおいが常にしている浜松町のバスターミナルとは一線を画します。
でも、朝の通勤ラッシュでふと見かけた中高生が、紙袋から取り出したコンビニおにぎりを一口かじったとき…
「……うん、やっぱり似合うな。」
と思ってしまうあの感覚。
それが都営浅草線の“正体”であり、心を和ませる昭和の香りだったのだ!
■おわりに:次はあなたが、にぎり鉄になる番
ぜひ次回、浅草線に乗ったら想像してみてください。
・この車両が鮭おにぎりだったら、どの部分が中身で、どこがのりなのか?
・京急から来た車両はどんな具だろう?
・次の駅では、どんな味の人が降りていくのか?
おにぎり片手に乗ってみるのもいいかもしれません(※においのマナーにはご注意を)。
都営浅草線は、今日もあなたの“のり”を待っています。
では次回、「日比谷線はなぜ、たまごサンドの気配がするのか」でお会いしましょう。