【築堤とAIと、時々人力車】〜鉄道創成期に思いを馳せて〜 | テツになる勇気。

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テツってのはね、乗ってりゃいいってモンじゃない。撮ってりゃイイってもんでもない。スジって一人でニヤけていたら通報寸前w。
そう、テツってのは、語ってナンボなのよ(マジかっ

どうも、線路の上を歩けたら人生がもっとスムーズにいく気がしてる、鉄道系ブロガーの"ヤッパくん"です。

先日、品川でちょっとした「歴史の再出発点」が掘り起こされました。
なんと、日本で鉄道が初めて開通した時代の築堤(ちくてい)が、ドカンと800メートルも出土。
「なんでそんなに綺麗に残ってんの!?」とツッコミたくなるレベルで、ほぼ令和の築堤。
むしろ「令和が築堤に寄せてきた」可能性すらある。

で、この発見が話題になるやいなや、ネットでは例のアレが勃発。
はい、「保存する派」 vs 「開発優先派」
そう、例えるならば完全にきのこたけのこ戦争 第二章「築堤の章」

保存派:「文化遺産だぞ!未来の子どもたちに残すべきだ!」
開発派:「いや、こちとら都内一等地。毎日満員電車に揉まれながら出勤してんねん!」

議論はヒートアップし、気付けばX(旧Twitter)のトレンドには「築堤」「明治の浪漫」が並び、私のタイムラインは大正ロマンとAI画像で埋め尽くされる日々。

で、結局どうなったかというと、800メートル中120メートルを保存し、あとはバイバイ築堤という結論みたい。
うーん、なんというか「みんなの気持ちに配慮したら、みんながちょっと不満」みたいな、会議あるあるエンディング

さて、話は変わって──いや、変わらないけど──
最近流行のAI画像生成で、当時の様子を再現してみたという勇者がいまして。
その再現画像が、もうツッコミどころ満載で最高だったんですよ。

  • SLの角度が90度違う。走る気ゼロの向きで仁王立ち

  • 特徴的な橋梁は柵だけあって、誰も渡れない。ただの美術館作品

  • 街の人の顔が妙に彫り深くて、「おまえらどこから来た?」状態

  • しまいには車まで登場して、時空のねじれここに極まれり

江戸と明治の狭間に、なぜか昭和後期の自動車がアクセル踏んで登場。
AIさん、時代考証にGoogleレンズ使って…ほんとに…。

でもね、そういうところがたまらなく楽しいの。
あの時代の写真は残ってないからこそ、想像の余地が無限大
真面目な歴史ロマンと、おふざけAIのカオスが混ざると、
心がちょっとほっこりする。

築堤が残したのは、単なる土のかたまりじゃない。
それを見て笑い合ったり、議論したり、想像したりする「人の営み」こそが、未来に残すべき遺産なのかも。

…って、いいこと言った感で締めようとしたけど、
そろそろ通勤電車の時間なので、築堤のロマンを胸に今日もギュウギュウ詰めで出勤します。

ありがとう、築堤。
ありがとう、AIと掘りの深い江戸人。

じゃあまたね。

元絵:

 

AI生成すると~

あれ?あれれれ??