こんにちは。電車の音をBGMに執筆する、寝ても覚めても鉄道三昧ブロガー@ヤッパくんです。
今日のテーマは、誰もが一度はモヤッとしたことがあるであろう「品川駅の乗り換え問題」。
でもただの構造の話じゃありません。これは鉄道界における、あの「きのこたけのこ戦争」にも匹敵する国民的未解決争点なのです。
■まずは基本から:「方向別複々線」って何だっけ?
鉄オタ界では常識、でも一般にはあまり知られていないこのキーワード。
簡単に言えば、線路が4本ある路線で…
-
方向別複々線:同じ方向に向かう電車同士が隣り合って走る(例:山手線内回り+京浜東北線上り)
-
路線別複々線:路線ごとで線路が分かれてる(常磐快速線vs緩行線や、中央・総武快速線vs総武緩行線がいい例ね)
方向別のほうが、乗り換えが便利。隣のホームにピョンと渡れるから。
たとえるなら、きのこの山派とたけのこの里派が同じ教室で平和に暮らしてる状態です。
路線別複々線は、はっきり言って利用者のメリットなし。運行する側は、管理がしやすいとかあるんかもしんないけど。
■田端〜田町までは完璧な共存の地
そう、山手線と京浜東北線は、田端〜田町までは見事な方向別複々線。
きのこ派とたけのこ派が、それぞれ自分の道を歩きながらも、ときに乗り換え(=対話)もできる理想の関係。
「今日はたけのこ気分かな〜」と気軽にホームを渡れる、そんな共存社会。
■だがしかし、品川で急に戦争勃発
田町から先、あの「品川駅」に入ると、突如この理想が瓦解します。
ホーム構成が方向別ではなくなり、山手線と京浜東北線が別のホームに。利用者メリット無しの路線別複々線になってしまうっ
つまり、ここで突如、きのこたけのこ分離政策が強行されたのです。
乗り換えは一気に不便に。
「えっ、さっきまで簡単に乗り換えられたのに、品川だけなんでこんなにややこしいの?」
ってなる人、多数。観光客は混乱、ビジネスマンは遅刻寸前、鉄オタは嘆き、心の中でこう叫びます。
「なんで品川だけ、仲間外れなんだよぉぉぉ!!」
■一部改善…でも焼け石にきのこ
あまりにもひどいこの状況を、ちょぴっとでも緩和しようとしたのか、ちょっと前に、山手線の内回り以外を1番線ずらして、山手線外回りと京浜東北線上りが同一ホームに。
これで「渋谷方面に行く乗り換えはラクになったよね!」という話もあります。
でも、それってきのこ派だけに優しくして、たけのこ派は放置みたいな話じゃない?
確かに利便性は少し改善した。でもそれ、全体から見たら微々たるもので、たけのこ派(=京浜東北下り→山手線内回り)の不満は解消されてない。
まさに永遠の平行線、これまたきのこたけのこ戦争と同じ構図。まさにまさに、焼け石にきのこ。
え?焼石の上にきのこを置いてジュっと焼いたところを、しょうゆをちょいと垂らして食べたらウマイとか。
何を言ってるんだキミは。きのこはな、カサの部分だけ熱を当てたら溶けるんだよ。某きのこ限定w
■田町車両センターを潰したタイミングが最大のチャンスだったのに…
個人的には、あの田町車両センターをなくして、跡地を整備したときこそが最大のチャンスだったと思ってます。
「この機を逃すな!」ってくらいの絶好のタイミングだったのに、品川まで方向別複々線にしなかった。
これ、きのこ派とたけのこ派がやっと和解しそうなタイミングで、
「いや、やっぱりこの話、なかったことにしよう」って冷蔵庫にしまっちゃうようなもんですよ。
■じゃあどうすればいいの?
究極的には、「今からでも方向別に整備できないか」って話だけど、現実的には駅構造の制約もありかなり難しいらしいというのが否定派の主張。
でも少なくとも、「品川だけ構造が違う」という点は、絶対にそれだけで日本のGDPを何%か押し下げているといえるほどの非効率を生んでいるはずだ。品川のせいで日本は中国とドイツに負けたのだ(妄想)
なので、鉄道ファンとしては、
「品川が解決できないようであれば、きのこたけのこ戦争の解決など夢のまた夢!」
と全国民を鼓舞し、この問題の重要性を再認識させるべきだと思ってます。
■まとめ:我らが戦う理由
きのこたけのこ戦争に終わりはない。
でも、共存はできる。
同じく、山手線と京浜東北線だって、うまくやれるはずなんです。
品川駅という、両者がすれ違う場所にこそ、未来の調和がある。
だからこそ、次にホームに立つときは、ぜひ心の中でこう唱えてください。
「きのこもたけのこも仲良くなれ。品川よ、目を覚ませ。」
次回は、「南武線の本当の顔は夕暮れ時に現れる説」についてお届けします。
ご乗車ありがとうございました。