【地味だけど激アツ】150メートルのレールが日本を駆け抜ける!それって…ロマンの直通運転じゃん? | テツになる勇気。

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テツってのはね、乗ってりゃいいってモンじゃない。撮ってりゃイイってもんでもない。スジって一人でニヤけていたら通報寸前w。
そう、テツってのは、語ってナンボなのよ(マジかっ

んにちは、鉄道と旅とカレーライスを愛するブロガー、ヤッパくんです。

いやぁ、FBS福岡放送がまたやってくれましたよ。派手じゃないけど、鉄分高めなビッグニュース。

「150メートルの鉄道レール、初輸送」
……って、おいおい!150メートルって、君、二つ繋げたら東海道新幹線級の長さやんけ。原子力空母の長さともいえるw

それが九州・黒崎から北海道・長万部まで、ズズズイっと日本縦断。いや、なんかもう、レールが旅してるってロマンない?
東海道新幹線ですら、そんなに日本縦断しないよ。人じゃないのに移動距離がえぐい。これ、夜行バスの新しいライバル誕生だよ。


このニュース、何がすごいって

もともと長~いレールは、現地に持って行く前に短くしてトラックで運んで、現地で溶接してつなげてたらしい。
でも、溶接って時間も手間もお金もかかる。しかも接合部はどうしてもガタつくこともあるし、レールの音だって変わる。

そんな中での“150メートルそのまま輸送”って、これ実はものすごいことなんじゃないの?

物流って、「どう詰めるか」から「どう詰めずに済ませるか」になった瞬間から、革命が始まるんだよね。
しかもそれを、鉄道で運ぶ鉄道用レールでやるという、自己完結型のメタ構造。これはもう鉄道界の「自給自足」。


で、ここからがオタク的思考

この話聞いて、私の頭に浮かんだのが……

「あれ、車両限界じゃね?」

150メートルの物体を鉄道に載せる……って、そんなスペース日本の鉄道にあったっけ!?って疑問。

で、思い出すのが日比谷線の黒歴史
日比谷線って、まさに車両限界というか、「寸法問題」でいろいろ揉めた代表格。

当時、東武と東急を都心でつなごうとしたけど、東急の18メートル車両規格に全員合わせるという、まるで「短いものに合わせる会議」が行われたような結果に。

それまで20メートル車が主流だった東武が泣く泣く18メートルに合わせ、営団(いまの東京メトロ)も付き合いで妥協して、
「あれ?この路線、短くしたことでむしろ不便になってね?」という未来が数十年後に現実に。

でもさ、その日比谷線、今はなんと20メートル車が走ってる

なんで!?
トンネルも駅も18メートル前提で設計したんじゃなかったの?
「実は走らせたら走れました」

っておい!そっちも地味にビッグニュースだわ!

つまり、現場の皆さん、「いずれ長くなるかも」って思って、勝手に20メートル対応で作ってたってことかもしれん。
この、未来を読む“現場力”。これぞ日本の鉄道の底力。現場を知らん上の言うことなんぞ、聞いちゃいないw

 


レールはつながる。鉄道も、時代も。

今回の150メートルレール輸送もそうだけど、鉄道って、「もう進化しない」と思われがちなインフラなんだよね。

でも、ちょっとした発想の転換や、地味な技術革新で、まだまだ可能性がある。

都市と地方、短いと長い、現場と理想――
そういう「違い」をつなげてきたのが、鉄道っていうシステムなんだと思う。

150メートルのレールに託されたのは、北海道新幹線の未来だけじゃなく、「まだ、鉄道は終わってない」っていう希望なんじゃないかな。


さて、そんなわけで今夜も私はビール片手にレールに思いを馳せるわけですが、
みなさんもぜひ、自分の中の“鉄道魂”を思い出してみてください。

それでは、次回の「レールに恋した男」もお楽しみに!