キマシタワー、日比谷線の20m化。
今の鉄道車両の長さは標準的に1両あたり20mなんですが、日比谷線は開通当時の東急のワガママ、もとい都合を聞いて、東急車両標準規格の18m車で作られたってのがあって、トンネルせまいのホーム短いのと、ホントに今まで様々な災厄をもたらしてきた結果、通勤ラッシュ時に運輸大臣(当時)直々に視察を受けるほど「混雑」の代名詞になってましたね。
でもって、当の東急が副都心線直通のドサクサに、お荷物の(今では東急も20m車が主流・・・)日比谷線との直通中止を通告しやがって、もうなんたる自分勝手っ、これこそが鉄道業界の「選択と集中」(死語)か、空いた口が塞がらないとはこのこと。
ただ、18m車言いだしっぺが抜けたことで、前向きに日比谷線の20m車両化が検討され始めたようです。あまりに遅すぎましたが、まあ過去のことにこだわってもしゃーない。新型車両に新しいダイヤ編成を心待ちにする鉄キチにとっては、このようなことを検討するだけでも心ワクワクするものです。
18m車を20m車に変えるための課題は大きく2つ、「カーブを曲がれるか」と「ホームの長さ」なわけですが、カーブのほうは今まで散々18m車しか入れないと言われてきたのに、調べてみたら20m車もOKでした☆という結論のようで、これを東京メトロ(敷設当時は営団地下鉄ね)の先見の明と言うべきか、設計と実工事の不一致というべきか、まあどうでもいいや笑
で、ホームの長さだけはどうにもならんので、今8両編成の車両を1両短くして対応するようです。まあそうだよね。
と、すると、7両編成。うーん、キマシタワー。東武が「奇数編成」ですか。これって初めてじゃないですか(熊谷線除く)、しみじみ。
多くの田舎路線を持つ東武は、重要に合わせて車両の分割併合が大得意。2両固定(2コテ)を軸として、4コテ6コテ8コテ10コテまで、様々な編成同士をくっつけ離してきたんですが、ここに7コテが生まれるとちょっと話が変わってくる。奇数だしね。
7コテ導入当時はそんなに困らないだろうけど、10年20年経って車両を閑散区に使いまわそうとしたとき、「規格にあわない」7コテは取り回しに困りそうです。どうするのか、ワクワク。
と思ってたら、6コテの野田線と直結がささやかれてる。そうきたか。そうなると野田線全て7両化?
野田線なら取り回しを気にすることもない。野田線そのものが取り回し先やしねw
どうなるのかな。
東武の意思決定を、ちょっくら待ってみましょう。