やっぱくんです。
日経MJで、中小企業の非関連多角化事例が紹介されていました。
技術がウリで、地元に多くのファンがいるクリーニング店さんです。
ただ、多くのファンさんの大半は高齢者。そろそろ定年だそう。
ファンの皆さんがクリーニングに出すスーツやYシャツ、定年したらさすがにクリーニングしません。
いくら技術が人気でも、クリーニングに出すものがなければどうしようもない、じゃあどうする?
といった局面でなんとこのお店はクリーニング以外の事業を始めたそうです。
新事業は、地元で採れた野菜やDVDの販売。
診断士の勉強を、いろいろ見聞きするセオリー通りにやろうとしている身からすると、「オイオイそんなこと始めるって言ったって、ドコに強みが発揮できるのよ?調達先どうするの?どうやって売れ筋商品把握するの?仕入れに必要な資金は?」とかゴチャゴチャ気になってきてしまうのですが、「そんなこたどーでもいい」てな具合で新事業始めて、順調に成功しとるようです。すごい。
H18-2テニススクールの事例で、第5問「新規事業は何か?」の問いに「DVDや野菜販売する」なんて書けないっすよね、どうみても想起ワードやん・・・
店主さんは、「客から一生喜ばれる店に」をモットーにしているとのこと。
「お客さんと折角関係を持てたのに、クリーニングだけではもったいない」との考えから、DVDや野菜販売につながっていったそうです。
なるほどね、ヒト同士のつながりは、他(モノ、カネ)を凌駕するってコトですか。
それはそうかもしれない。
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