沖縄の最大シェアを誇る金属リサイクルの拓南商事さまと、グループの電炉メーカー拓南製鐵さまを視察しました。
沖縄戦の悲惨な地上戦で多数の沖縄の市民を犠牲にしたのは鉄でもありましたが、その鉄を拓南グループはリサイクルを通じて「拓鐡興琉」の理念のもと鉄鋼業を開拓して琉球の経済発展に貢献してきました。
島であるが故の、リサイクルが至上命題である沖縄独自の風土は学ぶところ多いです。
・拓南商事は、ギロチン・シュレッダー・家電・自動車・ASRなどのリサイクルを行っている。シュレッダーダストは固形燃料化し、グループ電炉拓南製鐵の燃料として利用している
・沖縄は戦後米軍施政下の影響もあり、台風に強い鉄筋コンクリート建築が多数を占め、鉄筋需要が増大した。現在は建築物の鉄筋・木造は概ね7:3とされている
・沖縄は最終処分場が逼迫し、特に建築系廃棄物の本土輸送が常態化しており廃棄物処理料金が高騰している
・沖縄は電気料金が高く、沖縄電力からの要請もあり、多くの電力を使うシュレッダーや電気炉は主に夜間や土日に操業している
我部祖河そばさんのソーキそば。
自動車解体事業者様を視察。パーツバイヤーはドバイ、自動車廃タイヤを積極的に受け入れリサイクルしている(破砕し製紙メーカー向燃料)
ひめゆりの塔視察。多数の市民が犠牲となった沖縄地上戦の悲惨な戦争の記録の象徴となるのがひめゆり学徒隊のそれです。
戦後の日本のシステムは、連合国側占領国アメリカの施政下による影響も大きかったわけですが、戦争の反省による国民の思いも大きかったはずです。その経緯を学んでこその次の改革があるはずです。改悪であってはいけません。
今週は肉ウィークですが、O's houseの上品なステーキはなかなかのもの。