https://booklog.jp/item/1/4046021020

 

ドイツで仕事をした経験をもとに、仕事の生産性を自分の生き方を充実させるための具体的方法論を説く。

 

読書メモ↓

・日本とドイツはGDP世界3位と4位

 

・第二次大戦の敗戦国同士であり、戦後経済復興を遂げた

 

・OECDでの労働生産性ドイツ1時間あたり65.5ドル、日本42.1ドル(2015)ドイツは日本の1.5倍以上の生産性

 

・ドイツ人の働き方、休暇は年5-6週間、残業は限定的

 

・国民ひとりひとりに日本と比べてはるかに柔軟性がある

 

・日本とドイツの違いは、働くということに対する考え方や生活の姿勢

 

・ドイツは国民を労働者と捉えて労働者の権利を、日本は消費者と捉えて消費者の権利を重視している

 

・ドイツでは当日予定していた仕事の優先順位を見極めて、優先順位の比較的低い仕事は翌日に回すよう力を尽くす

 

・日本のアナウンスは、親切心というより、責任逃れの姿勢?

 

・日本ではルールをつくること自体が目的となっていないか

 

・自分に与えられた仕事をこなし、成果につなげれば、働き方については柔軟に考えるのがドイツ人

 

・ドイツには現場の自由度の高さがある

 

・自主性が育てば、生産性を上がる

 

・相手のことを慮ることはとても素晴らしいし、日本人の美徳といってもよい。だが、忖度のような行き過ぎた慮りは目的を取り違え、行き過ぎた同調圧力になり、個人やチームの生産性に影響を与えるのではないか

 

・日本人は協調と同調を取り違えているのではないか

 

・日本では出る杭は打たれるが、出ない杭は評価されない

 

・ドイツでは仕事の成果よりも自分の人生をどう生きるか、家族との時間をどう過ごすのかに重きを置いている

 

・ドイツは親の時間と子どもの時間を明確に区別する

 

・ドイツは衣食がとにかく質素。住にはお金をかける

 

・日本は100円のものを80円で買おうとするが、ドイツはよいものを100円ではなく120円で売ろうとする

 

・ドイツの父親の育児休業取得率は34.2%(2014)日本は3.16%(2016)

 

・ドイツの生産性が上がったのはここ20年。ハルツ改革①雇用促進のための職業訓練・雇用あっせん②労働市場の規制緩和③解雇制限の緩和④失業保険給付の縮小

 

・コミュニケーションの仕方を変えるだけで、生産性は劇的に変わる

 

・ドイツで自分から元気よく挨拶する

 

・質問するのはタダ、とドイツ人はよく質問する

 

・ドイツはルールは守るものだが、現実に合っていないルールは改善するべきと考えている

 

・相手の仕事の優先順位を理解すること

 

・ヨーロッパでは残業してまで長時間働く人は無能だととらえられている

 

・仕事に集中する

 

・ZOZOTOWNが1日6時間労働を導入することで25%生産性がアップした

 

・昨日より10分早く帰ることから

 

・ドイツの労働時間貯蓄制度は合理的

 

・静かな時間 22:00~7:00 土曜日は19:00~8:00 は騒音を立ててはいけない法律

 

・他の仕事を割り込ませないことは生産性を上げるもっともシンプルな方法

 

・たいていのドイツ人は夏は2-4週間、冬は1-2週間の休暇を取る

 

・ドイツ人にいると「世の中には、どうしても即座に対応しなければならない仕事はほとんどない」と思うようになった

 

・ドイツでは、上司の存在は日本ほど絶対的ではなく、単なる役割

 

・日本は集団決定をしたがる。意思決定の人数を減らすことはスピードを上げるための最も有効な手段

 

・失敗を隠したらクビ、がドイツ流。悪いニュースほど早く言うこと

 

・ドイツでは「人生の半分は整理整頓である」ということわざが

 

・ドイツ人は、休日を家族と過ごすのが基本

 

・有給休暇100%取得、記念日休暇、残業を減らした人には残業代を払う

 

・あるドイツ人はどんなに多忙でも散歩の時間を捻出している

 

・職場環境を使いやすいように変えるのも働きやすい場をつくる方法の一つ

 

・ドイツ人は愛想笑いをしない

 

・心の余裕を取り戻せば世の中の閉塞感はなくなる

 

・生産性向上の提案

①1対1でランチを共にする

②会議の目的を明確にする

③今日決めて明日作業する感覚(今絶対にやらなくてはならないかどうかを常に考える)

④毎日、「3つだけやるリスト」をつくる

⑤オフサイトミーティング(会社ではない場所でミーティングする)

⑥変化をつくる(柔軟性を保つために刺激が必要)

⑦自分の時間をつくる

 

・受け身ではなく、自分で考え、自分で選択することで、休暇を謳歌し、家族だんらんの時間をつくり、同調圧力から解放され、他人と比べない自分の幸せを獲得できるのではないか