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モンゴルは現在最低気温−28度とそれでも厳冬は終わりましたが朝晩は突き刺さるような寒さです。

モンゴルの首都ウランバートルから北に6時間かけて、モンゴルでは2番目に大きな銅鉱山Erdenet Mining社を訪問しました。


モンゴルの知人がここの協力会社のオーナーである縁です。モンゴルの鉱山の話は危ないのが多いのですが、今回は鉱山への投資の話ではありませんので。

モンゴルとロシア両政府の出資で作られた会社で1978年から採掘を始めていて今年で40年になります。一昨年にモンゴル政府51パーセントモンゴルの民間企業49パーセントの出資となりました。半国営企業ですが、プラントや銅採掘場、最終処分場まで拝見することが出来ました。

途中では、地平線しかない場所があったり、羊の横断があったり。

銅鉱山は1日24時間採掘がされており、1日6.5万トン年換算で2340万トンになります。鉱量は約12億トン。輸出先はメインが中国。韓国が続きます。課題としては古いロシア製のプラントなので歩留まりが良くないこと。外国からの技術や投資とのバランスでより採算の合う事業が全体としてモンゴルの資源開発に求められていることがわかります。

採掘コストに見合う銅鉱山は世界的に限られており、世界のインフラ整備で必要とされる銅は先物相場の乱高下はあるものの、総じてモンゴルの各種鉱山は安定需要鉱物資源としての価値を保ち続けるでしょう。

モンゴルの国家財政は慢性的な赤字で未だ厳しく、輸出額の80パーセントを鉱物資源に頼る不安定かつ経済バランスが良いとは言えません。国債格付けも世界最低ランク。昨年IMFやアジア開発投資銀行らの融資を受け、デフォルトを逃れました。昨年からの資源価格の上昇で底打ちした感はありますが。

モンゴルは人口300万人強の小さな国。したがってビジネスチャンスは、人脈に頼った信用度の比較的高いものか一種の利権的なものになることを自ら認識しておかないといけません。

縁あるモンゴルが資源国としての恵まれた立場を発揮し、国民が着実に全体的に豊かになればいいですね〜