(一社)日本鉄リサイクル工業会 からの鉄スクラップ市況についてのメモ↓

 

 

・2017年の日本経済は「活況」 

株価はリーマンショック以降の高値

失業率最低水準

外食・運送・建設分野では人手不足

 

 

・鉄鋼業界は世界的に原料・製品双方とも好調な鋼材市況

 

・2013年に鉄スクラップは約1万円上昇、2017年も同じ傾向。2014・15年は鉄鋼大不況

 

・鉄鋼大不況の原因は、中国の安価で大量のビレット輸出。2016年になってこれが止まった

 

・中国は規格外製品を含めると実際は9億トン近い粗鋼生産だった

 

・中国で鉄筋丸棒生産用半製品が不足→ビレット価格が急上昇→中国からのビレット輸出量減少→アジア地区の電炉メーカーが鉄スクラップを調達→鉄スクラップ価格が上昇

 

・一方中国からの鉄スクラップ輸出は年200万トン程度と予想。中国としては鉄スクラップの輸出は奨励せず

 

・2017年中国の粗鋼生産は8.5億トン、日本は10,500万トンと横ばい。電炉生産は増加

 

・鉄スクラップ価格は2014年・15年と2万円下げ、2015年12月~2年間で2万円近く戻った

 

・すべての事象の原因は中国要因。世界の粗鋼生産の1/2

 

・市中回収量の2-3割を輸出している日本の鉄スクラップは、海外の同性が直ちにかつ強く反映する構造

 

・鉄スクラップマーケットは政治・経済・国際情報すべてにアンテナを高く掲げ謙虚に向き合うべき