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基調講演「鉄のリサイクルは宇宙の摂理!?」
シマブンコーポレーション 代表取締役執行役員 木谷謙介 

・2015年FKS業務提携。年間400万トンうち30パーセントが輸出
 
・地球の34パーセントは鉄。地球は鉄の惑星。鉄の恵みを受けその循環利用が我々の使命

・太陽には地球の1200倍の鉄がある

・鉄は生命の母

・人間の体内には釘一本分の鉄が含まれている

・鉄の循環利用は生命の摂理

・鉄は文明の母

・鉄には高い導電性と常温強磁性

・鉄のリサイクルは千年以上前から始まっていた

・平炉での製鋼プロセスでは、銑鉄とスクラップは1対1。スクラップを持つ国が国力となっていた

・世界の鉄スクラップは年間6億トン。うち8割が電炉、2割が高炉

・1960年くらいまでは平炉がメインだったが、1960年代半ばから鉄鉱石を原料とする転炉が主流に

・日本の鉄スクラップは年5000万トン。最近は減少傾向5割が国内電炉、2割が輸出


・日本はかつての世界最大の鉄スクラップ輸入国。第二次世界大戦で日本が参戦したのは鉄スクラップの輸入停止があったことも主原因

・日本はEU、米国に続いて世界第3位の鉄スクラップ輸出国853万トン。ちなみに古紙409万トン

・日本の鉄スクラップ輸出先には変化が。中韓向け62パーセントと最低に。変わってASEANが。ベトナム中心にシフト

・違法回収業者蔓延による家電リサイクルが低迷。家電4品目回収率は52パーセントにとどまる

・雑品スクラップ問題

・鉄スクラップ業者は日本では小規模乱立。上場は一社だけで家業が多い 。再編や統合が進まない
 
・日本全国で2万トン級対応可能な港は6港、1万トン級でも14港しかない。港湾インフラは先進国では日本は遅れている

・将来の方向性。高炉よりもエネルギー1/3、CO2は1/4

・鉄鋼蓄積量の1.9パーセントがスクラップに。循環型経済に移行できることが理想。しかし、鉄スクラップの確保、鉄スクラップ使用増への試み、電炉の省電力化などの課題が