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藤子F不二雄先生が亡くなられてもう20年。ドラえもんは、全世界の子どもたちに愛されるアニメキャラクターになりました。

 

すでにキャラクターが勝手に動き出している感もあるくらいビジネスとしてのドラえもんワールドはしっかりしています。世代が変わってもドラえもんは続いていくという安心感がありますね〜

 

藤子F不二雄先生は子どもには夢を、大人には現実を、と厳しかった。大人には子どもたちのために平和で明るい未来をつくる責任があるんだと。2112年9月3日に人間の心を持ったドラえもんが誕生を迎えられるかは、私たち大人たちにかかっていますね。

 

読書メモ↓ 

「みんな、今の自分よりも少しはましになりたい、

もっと向上したいと思う。

でも、毎日、同じ反省を繰り返しながら、足踏みをしている。

結局のところ、それが人間というものなんじゃないかと思うんです」

(藤子・F・不二雄)

 

「けっきょく、親だって、人間だもんな」(のび太)

 

「このふたりのためだけにでも、

ぼくは

がんばろうと

思うんだよ」(大人のび太)

 

「もう子どもじゃない。

自分の一生のことは

自分できめさせなさい」(のび太の祖父)

 

「自分の頭で考え、

自分の力で

きりぬけてほしい!

ぼくはあくまで

かげから

見守って

いてあげるからね」(ドラえもん)

 

「きみはぼくらにすばらしいおくり物を残していってくれるんだよ。

最初のおくり物はきみがうまれてきてくれたことだ」

「それからの毎日、

楽しかった日、

みちたりた日びの思い出こそ、

きみからの

最高の

おくり物

だったんだよ。」(大人しずかパパが結婚前夜のしずかに)

 

「いっしょうけんめいのんびりしよう」(のび太)

 

「のんびり行こうよ、人生は」(のび太)

 

「正しいのは、いつもおれだ」(ジャイアン)

 

「おまえの物はおれの物、おれの物もおれの物」(ジャイアン)

 

「心の友よ!」(ジャイアン)

 

「えいきゅうにかりておくだけだぞ」(ジャイアン)

 

いばりたい人から少し下がったポジションをキープすれば安全に暮らせる(スネ夫の処世術)

 

(藤子・F・不二雄)

「世界中のだれもが、はるかな

昔から同じ血を受け継いで、

今、生きているのです。

歴史はさらに未来へ続きます。

これからの人類の歴史を、

戦争などのない明るく楽しい

ものにしたいですね」

 

「(藤本家の子どもたちに)最低限身に着けてほしいものは、

硬直しない柔軟な考え方です。

世の中には様々な世界があり、色々な人たちがいて、それぞれ違った考え方、

生き方をしているのだということ。それを分かってほしいと思うのです」

 

「ひとりひとりが個性を持った人間だという目で見守ってやれば、必ずどこかいいところとか、

伸びる部分とかいうものがきっと見つかるんじゃないかと、そう思うんです」

 

「昔も今も、おとなも子どもも、基本的な部分ではほとんど変わりない」