- 驚異の超大国インドの真実―インド人だからわかる!ビジネスの将来性と日本人の大誤解/PHP研究所
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キラン氏は少しだけ接点があった方。
中国のGDPは米国のそれを2020年早々に抜くだろうし、
同じ時期にインドの人口は中国のそれを抜く予想が出ています。
インドの経済一辺倒ではない風土は好き、これからのインドも楽しみです。
久しくインドに行っていませんがまた行きたいです。
読書メモ↓
・インドは1980年代後半から1990年代前半にかけて破産寸前の状態にあった
・1947年にイギリスから独立
・ヒンズー教・仏教・ジャイナ教・シーク教がインドで生まれた
・インドとイギリスの関係は日本とアメリカの関係に似ている。インドも日本も一時的に支配された国に対してある種のコンプレックスとそれを否定するプライドも同時に持ち合わせている
・アメリカの医師の40%近くがインド系。インドでも経済自由化以前から医療の分野だけが例外的に民営化が進んでいたためにインドの医師は優秀であり医療設備も最新
・宗教の教義で牛や豚を食べないのではなく、健康や乳製品の事情から結果的に宗教では禁じたのではないか
・人々は勉強のためではなく、生きる知恵として数学を学び、暗算が得意に
・インド国民の約8割がヒンズー教徒
・カーストは親から子へ受け継がれ、変更は認められない、結婚も同じカースト。憲法でカーストは全面禁止になっているが、ヒンズー教の信仰もあいまって影響力が強い
・インドにおける貧富の差は著しく残酷
・インドでは物乞いもまた仕事の一つ
・カースト制はインドと一体化している。日本人も神道や仏教が自然に深く入りこんでいるから気が付いていない
・インドでは身分の上は上下はしたなりに各人がそれぞれの身分や立場をわきまえたうえでその役割を果たすことが求められる
・インドは多様性に富み、他者に対して寛容。それぞれの個性を尊重しているから世界中で成功している
・インド系外国人が値を張っている業界は宝石業界。装飾品を好む、利便性が高い資産として
・神戸のインド系コミュニティはベジタリアンと非ベジタリアンがいる
・欧米では年上年下がアジアほど重きが置かれない
・神戸JCの理事長も経験
・結婚はおおごと。ダウリーという花嫁の家族から花婿への支払いが多い
・日本は世界一品質に厳しい国
・インドと欧米の共通点は製品に対する価値観と契約社会であること
・中国では人治、インドでは法治
・気分を悪くするかもしれないが日本はいまだにアメリカの奴隷。インドではイギリスにノーという関係を築きあげている
・インドの外交姿勢は国際社会の中で独自の輝きと存在感が増す
・英語力がインドの強み。同時にいくつもの言語を学ぶことはいいこと
・アジアの東の壁が日本、西の壁がインド。その中にある中国やASEAN諸国を巻き込んだとき、時代の主導権は欧米からアジアにシフトする