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岸井成格氏の「安保関連法と危機的なメディア状況」

安倍総理になびかなかった数少ないジャーナリストのひとり岸井氏の講演会です。政府の言うこと伝えようとしていることを、理解することはもちろん大事です。与党の知り合いも多いですし。

それ以上に、政府与党の本音を理解して反対意見も聞いて参議院選挙の判断の一助としておかないと。

講演メモ↓

・舛添さんの問題はワイドショー的になっているが、今本当に大事なのは参議院選挙の争点
・与党は安保関連法と憲法改正の争点隠しをしようとしている
・13年の参議院選挙はアベノミクスを問い、公約にはない特定秘密保護法を強行成立させた
・政治家と役人は本当のことを言わない
・前回の衆議院選挙は与党は消費税延期を争点にし、その後安保関連法と武器輸出解禁をした
・国民は二回やられている
・国民有権者の関心は、経済・消費税と社会保障にあるが、自民党の本音は憲法改正
・安倍政権は公平公正、政治的中立を守るように党としてメディアに要請したことで、選挙関連の報道が減ったのは事実。それは争点隠し
・自民党はTBS外しをするなど、メディアを選別することでメディアは分断されている
・自民党は自分たちに気に入らないメディアを許さない
・集団的自衛権を歴代自民党は認めてこなかったが安倍政権が憲法解釈変更で一変させた
・後方支援ほど危ないものはない
・アメリカは血を流することを日本に求めても日本は憲法9条を盾に拒み続けてきた。その結果が集団的自衛権の憲法解釈変更に繋がった
・現在の世界状況はアメリカの軍事力が落ちてきている
・アメリカは厭戦気分でPKOでさえ米軍を派遣しない。アメリカの肩がわりが日本の自衛隊。それが、本質なのに安保関連法は日本を守るための法律ではない。それを訴えても効かない
・NEWS23の岸井はけしからんという広告を出した安倍シンパ
・高市総務相の電波停止発言、政治的偏向は権力が決めるというのは表現言論の自由を定めた憲法違反、高市が大臣に未だいるのはおかしい
・戦前戦中はメディアが戦争を煽った責任がある
・権力は腐敗し暴走する。メディアは権力を監視チェックをすること、ジャーナリズムは権力にブレーキをかけることが使命
・今の政権は憲法を軽視・無視し、=国民を軽視・無視し、メディアを分断している。ヒントは自民党の国家権力主義的な自民党憲法改正草案
・戦後の日本の成功は経済的な成功よりも自由主義の成功が意味がある
・安倍政権は慎重に執拗にメディア対策をしている
・安保関連法の中盤では自民党幹部がオフレコで岸井氏を批判することがあった
・安倍総理はトラウマと成功体験がある
・官邸が人事権を握り、大臣より官邸を官僚が見るようになった
・NHKの籾井会長は岸井氏に、麻生さんの悪口は止めて、と言った
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/170376