金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術/かんき出版
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http://booklog.jp/item/1/4761268840


私は、国内の保険会社の個人年金プランには不満があって、利回りが低いこと、節税効果が限定的であること、を考えると貴重な資金をより効率的に運用する知恵が必要になります。確定拠出年金(DC)はそのひとつの答えである、という内容を解いた本。


過去購入して読んだ本なのですが、今は税金や投資運用の仕組みを当時より少し理解できてきましたので、再度見直してみるとわかりやすい本だ、と改めて感じました。

マイナス金利で日本の保険会社の保険料は上がり、運用利回りが下がる傾向が出てきています。

法人向けは一定の節税効果があるので、税繰り延べの保険は使えるとしても、個人の年金積立型の保険のいい商品は少ない印象があります。


これについて、専門家などお詳しい方々からご意見などがあればよろしくお願いします。

DCのメリットについては、この本をご参考にしていただくとして、

ポイントは、サラリーマンがDCに加入できるかどうかの見極めです。


もし、老後の資金に不安があるのであれば、DCを軸にしながらも、必ずしも日本円だけで運用するべきか再検討が必要でありましょう。長期的に円の価値は国の債務問題がこのままではどうしても解決できない可能性が高くいずれ下がることを見越しておいた方がいいと個人的には思います。すなわち円だけの運用はリスクがあるのではないかと・・・


ただ、外貨はこれも長期的に見て、ドル・ユーロも債務問題が不安定。となると・・


①DCの導入

②外貨で海外の保険・積立や投資商品の購入(海外口座の開設)

③価値が下がりにくいとされている実物資産(金地金・ダイヤモンドなどの貴金属や一部のレアで資産価値のある腕時計など)を持つ

④価値の下がりにくい不動産を国内外で購入して収入を得る


これらがすべて出来たら理想ですね。


読書メモ↓


・国の制度で定められた「確定拠出年金」(DC)の制度を使うと15%の利回りになる


・個人年金保険は損をする。絶対にやめましょう!特におすすめできないのが「変額個人年金保険」手数料が割高江で資産形成には不利


・資産形成で必要なのは運用期間を長期にとり、複利で運用すること。毎月分配型はそのセオリーに反する


・確定拠出年金とは、国民年金や厚生年金などの公的年金に上乗せされる新たな選択肢として導入

①毎月一定の掛け金を払って運用。受給開始は60~70歳

②掛け金額は月額5000円~23000円 自営業者は5000年~68000円まで

③留意点 60歳まで引き出せない 元本割れの危険性のある商品も


・確定拠出年金の利点は掛け金すべてを所得から差し引けるので税金を減らせること。運用利回り+節税効果が大きい


・個人型DCは条件がある


・68000円の掛け金を払う自営業者では、年間816000円掛け金を払うが、所得税・住民税が163200円安くなる


・民間の個人年金保険と比べて圧倒的に優れた節税効果(DCは所得税・住民税全額が所得控除されるが個人年金保険は所得税40000円、住民税28000円が上限)


・月68000円を20年間支払い、年3%で運用すると約2200万円になる


・DCは早めの検討を


・掛け金が多く、収入が多く、税率の高い人ほど節税効果が大きい


・DCの運営管理機関HP~口座管理料の安い金融機関に http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kyoshutsu/un-eikanri.html


・DC用商品 ①国内株式②国内債券 ③外国株式④外国債権 ⑤ ①~④バランス型 

インデックスファンド中心が老後の資産形成によい