○出口治郎
・「財産三分法」で手取りの給料を日常に使う「財布」、なくなってもいいお金を「投資」に、そのほかのお金はいつでも引き出せる預金に三分する。
手取り給料が20万円の場合、なくなってもいいお金が2万円ならば、自分の給与を18万円と思って生活する。2万円を投資信託に毎月積み立てていく。クレジットカード払いで自動に貯まっていきます。
・投信では、運用実績のいい日本株の「ひふみ投信」、海外証券の「セゾン証券」会社理念に投資する「鎌倉投信」が良心的。
・長期で貯めるには、毎月一定額を投資する「ドルコスト平均法」安い時にたくさん買える。
・配当狙いの投資は REIT が良い。三つの追い風 空き室率低下・賃料上昇・マイナス金利といった追い風
○百貨店の友の会積み立てはお得 年利換算で15.38% さらに優待や割り引きセールも
【私見】誰でもできる生活防衛・資産運用とオトク生活は ①ふるさと納税②マイル貯め③積立投資(純金・投信等等)④百貨店友の会(残念ながらそごうは廃止された)
○田中宏暁の提唱する「スロージョギング」
・健康阻害要因は①肥満②最大酸素摂取量の低下③筋肉量の低下
・ウオーキングは気分転換、体温上昇、血行促進など健康効果が期待。だが運動強度が低く、歩くだけで鍛えられない筋肉がある。ウオーキングと同じスピードでスロージョギングをすると二倍のエネルギーを消費する
・健康寿命を延ばすには、メタボ解消、筋力アップ、最大酸素摂取量を高く維持する
・①指の付け根で着地②軽くアゴを上げ背筋を伸ばす③ニコニコ笑える歩くスピードで
・本気走りの半分の強度で
・毎日スロージョギングを 一日1時間、三か月以上やってみる
○大前研一
・これまで政府は核兵器の保有は憲法9条に反しないという立場を取ってきた。安倍政権はさらに一歩踏み込んで、内閣法制局長官に露払いをさせたうえで、核兵器の使用を含めて合憲という立場を初めて示した
・これは暗に非核三原則を破棄して、核兵器を保有し、使用することも合憲であると言っているようなもの
・非核三原則の核を持ち込ませず、は完全に嘘である。米軍の原子力空母や原子力潜水艦はハワイやグアムから佐世保や横須賀に向かう
・核持ち込みは日米安保によって事前協議事項。今まで米国側が事前協議を申し込んできたことはないので、核は持ち込んでいない、というのが政府の見解
・日本とドイツはニュークリアレディ国。核保有国ではないが、核兵器をつくるために必要な条件がすべて揃っていて90日以内に核保有できる
・日本の原子力政策はエネルギー戦略とニュークリアレディ国になるための核戦略、ふたつが表裏一体となって進められてきた
・高速増殖炉やプルサーマルで使うプルトニウムを転用すれば日本は90日以内に核兵器がつくれる。プルトニウムや関連技術を有しておくこと自体が抑止力になり、日本の安全保障になる、というのが裏側のニュークリア戦略だった
・非核三原則の持たず作らずではなく、いつでも持てるようにつくれるように、が自民党保守派の本音
・アメリカとの阿吽の呼吸で日本の原子力政策は推し進められてきた
・毎年30~40兆円の赤字国債を垂れ流して日本の公的債務は1300兆円に。まともに返せる額ではない
・少子高齢化で日本の労働者は30~50万人ずつ減っている
・世界最大日本の国家債務を担保しているのが日本国民が保有している1700兆円の個人金融資産。バブル時代から1000兆円増えた。うち半分は現預金
・銀行・郵貯・生保・損保・年金機構もすべて国債の買取機関
・日銀が買い取った国債総額は400兆円で日本GDPの80%近い。危険な水域に
・市場のマネタリーベースを潤沢にしても、資金の借り手はなく、景気は刺激されない
・国が信用されてない。日本人は老後に備えるために年金・貯金・保険という三重の投資をしている
・安倍首相は個人金融資産の1%が市場に出てくる政策をひたすらやったほうがいい
・人生最期の瞬間に自分の人生は幸せだったと思えるかどうかに、学歴や勤め先はあまり関係がない。本当に大事なのは人生最後の15年をどう過ごしたか
・大前流は道州制のような新しい統治機構+資産税と付加価値税への税制改革
資産税は国民の固定資産と金融資産で3500兆円、法人部門で1500兆円これに1%課税すると50兆円の税収。付加価値税は一律10%GDPの10%で50兆円。合わせて100兆円で予算を70兆円、30兆円を国債償還に充てる、そうすれば市場も安定する
・資産税で相続税、所得税、法人税を廃止する
・日本は20年以上給与も法人所得も伸びていないが、個人資産は伸び続けている